食の宝庫タイ王国の東部沿岸部に位置するパタヤ。
歓楽街から始まり、国際ビーチリゾート 笑! に変貌を遂げ、今現在では居住都市の色彩を帯びてきている。

元々の先遣隊であるファラン達も未だ相当数居るが、現在のパタヤはアジアの世紀だ。
街には中国語が溢れ、今ではヒンディー系、アラビア系文字までが多く目に付くようになってきている。
それに並行し、現在のパタヤでは食べ物の多様化が進むスピードは速い。
タイ、和食に中華、西欧、南アジア系と枚挙に暇はない。。
そう言えば、北欧や東欧系なんてのも在ったな。。。いずれ試さなければ。。

食生活の西洋化が言われて40年程の時が流れた我が国。。朝はコーヒーとフランスパン、あってもクロワッサン位でちょうど良くないか?

しかしだ! 皆さんは朝から行けるか? エキゾチックな民族的なクイジーヌを?
去年、バンコク・スクンビット・ソイ3辺りに投宿した時に、試しにインド系食堂の朝のメニューをやってみたところ。
ぐうの音も出ない程にこてんぱんにヤラレて撃沈した記憶がある。

名前は何というのか知らぬが、インド料理にありがちな非常に濃いカレーペーストの中に入った、煮込み過ぎて防振ゴムの様に固くなった牛肉を、これまた油でギトギトなチャパティーでくるみ、激甘チャイで流し込む羽目になったのだ! そう、朝っぱらから。
移動直後の寝不足の早朝で、至近に開いていた店がこれだけだったのだ。
コーヒーと軽くパンでもと、、想って入った私の間違えだ。。
コーヒーとパンと卵の朝飯は決してユニバーサルではないと気付かされることになった。

結果は想像の通りの強度の胸やけとゲップとムカつきと軽い吐き気。。
当然、カレーペーストは激辛だ。
しかも、気の良いインド人の店主は珍しい北東アジア人の珍客に対して突如、ホスピタリティーに目覚めたようだった。。
やっとのことで少しだけ食べて、チャイを啜ってみたものの。。
もっと食べろと、再度テンコ盛りにしてくださり。。
努力はしたものの、その御厚意には応えられずに残す羽目になってしまった。

朝は食事用の甘くないパンに卵、サラダ、ヨーグルトに上質なコーヒーに果汁、、それ位にしておきたいよな

それ以来、私は朝は頑なにエキゾチック系は避けることにしている。
好きなタイフードすらも朝からはちょっとな。。
冒険は日が昇って心と体がフルコンディションになってから行いたい。普段から朝飯に関してそんな想いでいる私だが、、今朝の毎朝の儀式、バイクに跨りフレッシュコーヒーと良質な朝飯漁りに、朝の清々しい通りを流していると。。。

勝手を知り過ぎている筈のセントラルパタヤエリアのサードロード沿いに、朝から年配ファランが好むクルーズ型スクーターの類が、多数停まっている箇所に気付いた。

年配ファラン達の朝は早い。年をとると早起きになるのは万国共通らしい 笑

バイクをUターンさせて戻ると。。。
この辺りは昼間になると劣悪な慢性渋滞箇所だが、朝はまだ空いていて看板が目に入る。サラダに卵にパンか? そう朝にこれ以上の一体、何が必要だ?
La Boulange とあり、、フレンチの言うパン屋か?
当然の如く、その場でお試しを決定だ。。
意外な程、食する物に関してうるさいのがファランの親父達だ。。
彼らで溢れている店にハズレは無い。

通年で彼らと付き合い、行動を共にする私の気苦労が皆さんにわかって頂けるとよいのだが。。。苦笑

それにしても、、灯台下暗しとはこのことだ。。
セントラルパタヤに頻繁に滞在するようになって10年が過ぎている。。
なのにフレッシュベーカリーを見逃していただと?
ほぼ毎朝、探しているのに。。。

私のパタヤでの一般的な朝のチョイスは幾つもありますが、、代表的な物はこちらこちらこの辺になっています。

中へ入ってみると。。。朝8時過ぎ、、見事にプロファイルが一致した客層で、、恰幅が良く、ふてぶてしく、大概入れ墨があり、無精ひげ、中程度の出費で買える大型でちょっと良い目のスクーター、髪が残っていれば白髪頭だが、そうでなければゴツイ胡麻塩頭。。

長くなってしまうのでここで一旦切り、La Boulange その2へ続けます。