慌ただしい年の瀬、暖冬気味とは言え夜間は冷える我が祖国。
出汁味の利いた暖かい鍋などが恋しい季節だろう。
私が主に活動しているインドネシア共和国やタイ王国では、それは望むべくもない上品で繊細な薄い味付けだ。

長時間煮込み、ほぐれた肉をご飯にのせていただく。

カオカオムー、、タイの豚足煮込み。台湾の屋台でよく見る庶民的料理だが、元は中華系移民が持ち込んだものだと言われている。八角やトウガラシ、コリアンダー、シナモン、ヤシ砂糖などが入ったトロトロ濃いめの味。淡い素材の味を活かすような日本の鍋などとは真逆のコンセプト。。旨いとは想うがギトギト系で、とても毎回は無理だ。。


産出される食材の多様性は素晴らしく、同時に野外での食文化が高度に発展しているタイ王国。
当ブログでも、それは今まで何度も述べてきたとおり。

ガパオライス、、辛さの向こうに甘さが隠されている。辛味調整を前もって頼むべし

近年、日本ではガパオライスと呼ばれているパッカパオ・ムー、豚ひき肉のハーブ炒めのせ飯。これにカイダーオ、(目玉焼き)を載せて貰っても良い。。庶民の日常的定番メニューなので、たとえメニューには無くても頼めば快く作ってもらえることもある。


そんなタイフードだが、、何度も訪タイを繰り返すリピーターや、身も心もタイにドップリのタイフリークでない限り、一般の北東アジア地域出身者には馴染みが薄いのも事実だろう。
良く知られている物といえば、トムヤンクンにグリーン・カレー、それにパッタイくらいか? いってもソムタムあたりだろうか?

そこで毎日、日常的に食べられるタイフードとは一体全体どんな物かと言うごく当たり前で自然な疑問に突き当たる。
世界有数の美食文化を持つ国なので、それが持つ分厚く多様化した食文化を一言で表すことは非常に難しいが、パタヤという括りに限定すれば少し位、ヒントを示すことは出来るのではと考えた。


高級品種ナンドックマイ・タイ産マンゴ

南国と言えば、我々には手に入りにくいトロピカルフルーツ。トロピカルフルーツと言えばマンゴ。タイ産マンゴの高級品種のナンドックマイ。輝く黄金色に上品な甘みが特徴。。最近では、わが国でも5月のGW期前後に、イオン系ストアのマックスバリューなどでよく販売されている。


折しも現在は師走中旬、屈指の年末期出国シーズンを目前に控える。
実際、初めての訪タイを計画する向きも多いと予想されている。
手軽なリゾートとして訪パタヤ予定しているが、何を食べる羽目になるのか興味のある向きも多いのでは。
しかし、訪タイが未経験なら見当は付きにくいと想う。。
日本にあるタイレストランで見る物とは多少、違う物もあろうかと。。

庶民的果物の代表格バナナ、マンゴ、パパイア類。。安い

通年で羨ましくなるようなフルーツの数々が、これまた羨ましくなるような価格で売られている。私のタイ国訪問キャリアの初期の頃、40バーツと書かれていたマンゴを見て、マンゴ3個の購入を意図して3本指で頼んだら、実は1㎏/40バーツ(120円程)のことで、結果3kg分のマンゴを買物袋一杯お買い上げになったりして、よく墓穴を掘ったりしていた。


数年前に偶然タイ国政府観光庁の職員と会って話す機会が有り、その時に訊いた話によると、タイ政府は農産物や水産加工物はもちろんのこと、食品加工物の輸出を積極的に推進する為に、タイの食文化全般についての対外的な周知PRを進めていくことになっているらしい。
近い将来、タイ料理の世界文化遺産登録への申請をも視野に入れているとその時に言っていた。
なんだかタイ料理の認知度は広まってはいるが、具体的な食材や料理名は依然として、世界的にあまり充分に知られてはいないのが実情らしい。
確かにそんな気もするよな。。(第一、知りたくても文字が読めないからな!)
実際、私のようなタイフリークでも、市中にはまだまだ食べた事のないモノばかりだ。


見た目を楽しむような菓子だ

カラフルな伝統菓子ルークチュップ。豆ベースの漉し餡をゼリーで包んであり、まるでプラスチック製のサンプルかと見紛ってしまう。


前置きが長くなってしまったが本題に入ろう。
日々の生活で重度のパタヤリピーターの我々や長期滞在者、在住者達が毎日食べて居る物は、大体こんな物を食べています。。。
多少なりとも参考になれば幸いだ。
百聞は一見にナントやらなので。。
画像と出来る範囲で過去の関連記事リンクを付けておくので、もし興味が湧くのなら、そこからGoogle mapでも頼りに試してみてはいかがだろう。。

ジョムティエンにあるテパーシットウイークエンドマーケットには多彩なフードメニューが。。

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ソイブッカオの市場

ブッカオ常設市場。まさに庶民の台所で安くて手っ取り早く旨い。

紫のサツマイモや白紫のトウモロコシなど、珍しいものも豊富

蒸したてホクホクのトウモロコシは1本20バーツ。頼めば削いでビニールに入れて貰える ブッカオ常設市場


昼飯と言えば定番のカオマンガイ。。海南潮州系庶民飯、台湾、香港、マレーシア、シンガポールなどでもよくみられる

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ノースパタヤにある

ノースパタヤとサードロードの交差点にある有力海鮮粥店カオトムコーシーチャン

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このフードコートは文句なしにおススメ!

ターミナル21パタヤの人気フードコートピア21のスムージーコーナーは素晴らしいの一言に尽きる

市中のダック店と違い、冷房の効く館内にあるダック、私は安心感を感じる ピア21フードコート ターミナル21パタヤ


若干の不安は拭いきれないが。。その場で殻を割ってくれてライムをギュッと一絞りして、一個50バーツの岩牡蠣。通算で約30個程か?食しているが未だトラブルは一度も起きていない。  ナクルア海鮮市場


ジャー、陶器製の大坪内で炭火スモークされるチキンとポークリブ。モモ肉が一つ40バーツ、リブは80バーツ/100g。。 ブッカオ常設市場


パタヤでの外食レパートリーは洋の東西を問わない。Loaf Bakery & Cafe ソイ・レンキー

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ファランスタイルのポークリブ有力店Smokin’Joe’s BBQ ソイ・レンキー


セントラルパタヤのサードロード沿いにある

正統派フレンチベーカリー La Boulange、ここのサブマリンサンドイッチは本当に旨い。店主は英語もダメな筋金入りの本物の仏人

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パタヤで目にする多彩なローカルフード達 その2へ続く