のっけから聞きなれない音感の名前で恐縮だが、秀逸な人気地元夕飯屋に入ったので紹介する。交通の要衝パタヤノース・サードロードの交差点で、以前から夜間に通るたびに、ローカルだけでかなり賑わっているのは気付いてはいた。ただファランを含めた外国人の姿は皆無で、同時に交通量の激しい単なる通過地点であった為に、ながらく足が向かずにいた次第だ。交差点の角に面する大きめな建物の一角を占める。多くのテーブル、水槽、カウンター調理場、壁面上のメニュー表示、奥の厨房と、典型的な地元飯屋のセットアップで目に入る情報はすべてタイ語、店名すら理解不能だ。座ってみるとタイ語のメニューを渡された。(安心してほしい、再訪時にはなかなかな出来な画像付き英語メニューが用意されていた。)写真もなく注文係は英語も解さない。周りを見回して見当をつけ注文すると、出てきたものがこれだ。おー、嬉しいな!普段から鶏豚だしのスープは良く目にするが、もっと薄味の海鮮だしのスープは意外と少ない庶民派タイ料理。一口、啜ってみて納得の薄味。軽く塩をふり更に一口を。うーん、美味い!満足だ。もっと早く来れば良かった。一発で気に入り更に注文してみると、こんな物が出てきた。牡蠣の湯通しとでもいうのか、生感覚だが柔らかく火が通っている、それに辛いソースをつけて。ウーン、美味いぞ! 酒のツマミ系で少量なのがまた良いし、それでいて安価だ。単独でも注文負けしない。こうなると冷えたビールを頼まない訳に行かず、飛び切り冷たいビールをと頼むと、お約束のビールと氷入りのグラスが供される。笑 ローカルだな! 調子に乗り更に注文すると、今度はサッと炒めて香草をのせたプリプリのエビだ。 3品で大満足の満腹で幸せ気分になる。改めて辺りを見回すと店舗内にカノム屋台(甘味菓子、デザート系を意味するタイ語)があり、嬢が物色中なので行って覗いてみる。私はタイの甘味系は割と好きだ。
定番デザートのカオニャオ・マムアンもある。(マンゴ・スティッキーライス、言わずと知れたタイの国民的デザートだが、昨今ではナショナルアイコンかもしれない。)
薄味海鮮粥に味を占めて後日、再訪して英語メニューで見つけた珍しいクラゲのサラダっぽいものが下の画像。サッパリして歯ごたえのある食感が珍しく、海藻サラダに近いが味は特に感じない。更に、飲料用冷蔵庫内に見たことのないものを発見し、怖いもの見たさで開けて飲んでみた。最強最高、最悪か?眩暈がするほどの激甘コーヒードリンクだった。半分も飲めなかった。そろそろ本気でタイ語の読み書きを習う時期だと痛感した次第だった。最後になるが地図を載せておく。店員に英語は通じない、よって店名はグーグルマップの記載の受け売りでご容赦願いたい。カオトムコーシーチャンとあるが何の意味かは見当もつかない。解かる諸兄は是非お教え願いたい。

同様にグーグルマップによると営業時間は pm16:30-1:00amとあるが 開店時間はもう少し遅い感じがする。夕食時から眠らぬ街パタヤの深夜までをカバーする地元飯屋と言って良いだろう。薄味粥と普段向け用途の海鮮を単独、多人数問わずにさっと食すにはピッタリだ。その向きは是非、お試しあれ。