パタヤ巡礼者にとっての宿探しは時として楽しいが、同時に煩わしくもある。中級者以上のリピーターともなれば、誰も幾つかの定宿を心の中に持っていることだろう。静かさ、立地、施設、JF、客層等、色々と考慮すべき点があるが、時として一筋縄に行かないことも。価格変動、周辺環境、客層などの急激な変化などで馴染みが、突然にそうでなくなることがある、それも利用中にいきなり。幾度かの苦い経験を経て、私は今では通常、5日間程のスパンで細ごまと予約することが多い。もちろん、すべては値段との兼ね合いだが。但し、長期滞在にはこの方法は適さない。コストパ上、
1か月単位で逗留する場合には現実的でない。少なくともマンスリーレートがあるところでないと。よって最近はマンスリーレートがある宿を重点的に試用している。マンスリーレートの有無は事前調査か、直接問い合わせる他ない。下は併設施設のチトラスイーツ正面の外観画像。

 

 

そして今回はChitra villa だ。この物件にはChitra suitsが隣接していて1つ上の価格帯、客層をカバーしている。チトラヴィラは下層価格帯なので施設外観は割愛させていただく。順を追って見ていこう。2つの施設の中間に開放的なレセプションがあり、レセプションの壁面にパタヤの変遷を映す写真が。 

レセプション業務は一つで両施設に対応しているようだ。場所はパタヤクラン、サードロードを超えたあたりで、どの方向に向かうにもアクセス容易で便利な立地だ。ただ、個人的に外せないポイントとして静穏性があり、
大通りサードロードに近過ぎるのが懸案だったが、通りの反対側に面しているチトラヴィラの客室からは意外にも、騒音は殆ど耳に届かずに静かだ。下は裏側を向いた客室からの眺めで、周辺は静かな居住区が広がっている。だが、客室を覗いてみると、、まずい、想ったより狭い。綺麗に管理されているが、貧相な印象は否めない、バスルーム然り。薄いバスタオルが2枚、水ボトル2本の供給、駐輪駐車スペース、毎日のハウスキーピングがついている。シャワーは辛うじて及第レベルでエレベータは無しだ。一泊まあ、5,6百バーツ文句はいえない、こんなものか。

滞在後の感想は想ったほど悪くない、良い意味でもほっといてくれるアパートだ。出入り両方向でカードキーが必要なドアがあるので部外者に対してセキュア―だ。コイン式ランドリ、干場、共用ラウンジスペース、トイレ、頼めばポット、スペアタオルも快く貸して貰えた。若い夫婦が一階に居住し育児をしながらハウスキープ業務を行っている。個人的には部屋の狭さで遠慮したいが、総合的には及第点の安宿だろう。徒歩圏内にコンビニ、飲食店、マッサージもある。一つの注意点としてホテルを出て30m程か?サードロードとの合流点は地元警察による頻繁な検問スポットだ。瑕疵のある場合は要警戒だ。 上は、最後に前述の併設別館のチトラスイーツの客室外観だ。外から見る限り広さも充分で快適そうだ。両施設間の価格差はアゴダのデイリーレイト提示価格で大体、1泊当り500円程か?高いだけだ。騒音問題がなければ次回、試してみたいと思う。