今回は滞在時期が年末年始にかかるために宿泊施設選定を愛用のアゴダでかなり早めに済ませておいた。首都圏バンコクからほど近いためかパタヤでのこの時期の宿泊費の高騰には注意を要する。誰も平時価格が一泊2000円前後である施設に4000円も払いたくはないだろう。前回、(10月から11月期)のパタヤ滞在時に下見を済ませておき、問題が無さそうだったので、その場でアゴダのチェックインの前週までキャンセル無料(2000円/泊前後)パッケージを予約し推移を注視していた。(他に良いものが見つかれば変更することを念頭に)そして今回、実際に利用してみた結果は良好だったので少しだけ紹介する。

場所はノースパタヤ・ソイ7でターミナル21、セントラルマリーナ、Differ Night clubの近くで、ノースパタヤのバスターミナルからも1km以内の好立地だ。以前は僻地的性格の強いエリアだったが、Terminal21の開業によってパタヤの賑わいの北向きシフトが進み、今では便利な地域の一つになった。煌びやかなTerminal21まではバイクで約2分の好立地でしかもまだ静穏な環境だ。簡単に施設を紹介するので順を追って見ていこう、先ずは客室から。このクラスの標準で清潔に保たれていて採光通気も充分、アゴダサイトの記述によると28㎡で小さなバルコニースペースもある。珍しいのはバルコニーにシンクがついていて、客室外で簡単な洗濯炊事なども出来るのは好ポイントだろう。(付近によく出る露店のドリアンも買って帰れる)バスルームも広く、利便性上、重要なシンク台も充分だ。清潔で(水圧水量は弱め)機能に瑕疵は無く、ステューディオタイプとしては優等生の部類ではないだろうか。アメニティーは小石鹸、水、悪くないバスタオルは毎日供給される。 テーブルチェア、冷蔵庫、クローゼット、セーフ、コンセントアウトプットも5か所以上ある。鍵はホルダーから取り外し可能な物理的金属キーで、外出時の充電、エアコンかけっ放しも可能。地上階の駐車駐輪スペースも充分。個人的には低価格帯のサービスアパートとしては完成形?なような気がする。もちろんJFなど野暮な物も無く、再訪は断然ありだ。控えめな好感の持てるハウスキーピングのスタッフに訊いたところ、姉妹施設のナビンマンション1が500バーツ/泊、同2が600バーツ、当施設の3が700バーツの設定で、客室の状態もナビン・3が一番良いとのことだ。一泊あたり2000円前後だ、立地の静穏性を考えると私ならわざわざ敢えて1,2を試す気にはならない。建物正面にはパタヤの静かで気だるい午後の光景が広がっている。これがアジア沈没滞在の醍醐味だ。周囲には洗濯屋、バイタク、ムエタイジム、地元食堂が徒歩圏内、コンビニはバイクで1分程に存在する。繁忙期が終わった現在は周囲の客室を見る限り空いている印象。ぱっと見だが中長期滞在らしきファランが目についたのでレセプションに訊いてみたところ、週レートが4500バーツ光熱水道費込み、月レートが1万バーツ同費別途請求とのことだった。総合的にみてこれは悪くないだろうな、Terminal21が引き起こした大変動が及ばないことを願うばかりだ。