今日もまた快適極楽マッサージを受けた。振り返ればタイ訪問歴がまだ浅かったころは、1時間当たり200から300バーツの通常価格帯の店を利用していた。(それにチップは律儀に100バーツを渡していた。汗 それでも充分に安いと感じていた)いつの頃からか知人の薦めでパタヤ・クランのソイブッカオ入口付近に群棲している格安100バーツ店を使いだした。それからはもう戻れない。地べた施術店は確かに狭いが、カーテンで各パーティションが仕切られてちゃんとした台の上で行う店もまだまだある。それにマッサージの良し悪しは店舗ではなく厳然として施術者なのだ。豪華な店舗外観、煌びやかな室内装飾、アロマなどは副次的要素で、どうせ施術が良ければ目を瞑るし。100バーツで済むのに300バーツと必然チップ100バーツを払う意味は残念ながらもう2度と想いつかない。 そう、これで充分だ違うか?我々は贅沢な短期旅行者、癒しのカップル旅人ではなく沈没長期滞在指向者だ。それに1時間100バーツでの上質マッサージはマッサ大国のこの地ならでは。それなら堂々と恩恵にあやかろうではないか。それでふと思った。私の長い長いマッサージ歴、(ほぼ毎日利用するし、従事するスポーツのシーズン中は必要に駆られれば複数回利用することもある)通算利用回数は見当もつかない、500回以上か?それとも1000回に達する程か?この豊富な経験があるのでマッサージの良しあしは多少、わかると自負している。これをなんとか人さまのお役に立てることは出来まいかと。まあ以前のポストで書いたように、変動の激しいこの淡い業界では情報もすぐに古くなってしまうので効用性は甚だ疑問だが、少しの参考にでもしていただければ幸いだ。最初から多少趣旨から外れるが、重要な懸念情報を載せよう。特に格安店に時折ついて回る(中級以上でもありますがね!)施術中の現金抜き取り事案に遭遇したことが一度だけある。この手の完全犯罪は証明が難しく、陰で囁かれるだけなのが常なのだ。普段からそれなりに注意しているのだが、財布から1000バーツだけ抜き取られた。後から思い起こすと店に入った瞬間に、スタッフ達がタイ語で所持品について話しているのを耳にした。そう、ポケットの膨らみにについても! それでも脱いだ衣類はマッサ台の下に所定の籠に入れて押し込んでおくのだが、良く出来ていることにこれが曲者だ。カーテンで各パーティションを仕切って閉じると、(これを歓迎するのは男性客の素直な気持ちでもあるが!)

マッサージ台の真下の空間には隣から容易にアクセス出来ることに気が付いた。特に俯せの体勢の時には音でも立てなければ察知は難しいだろう。施術者が会話で巧みに顧客の注意をそらし、最後に親切を装い、わざわざ衣類を手渡したのは、それが移動したのを悟られない為だ。手強い組織的連携プレーだ。考えてみれば1時間100バーツでは商売上、いくらにもならないが彼らはこれで家族を養っている。言ってみれば慢性、恒常的な金欠状態に陥っている。家族を養うという崇高で避けられない任務の前には多少の道徳的遺脱は正当化されると考えるのであろう。(日頃、よくお参りやお布施する彼らだ。)よく見ていると彼ら自身でも財布、貴重品の管理には気を使っているのが見て取れる。きっと、仲間内でもあるんだろうな?その店舗はこれだが、この店舗だけが特にってことでは到底なかろう。翌日にいろいろ準備して、(スマホもポケット内で録画状態にして、再来店した時の店員達の焦り様と言ったら!で、無理やり隣店舗にまわされた 笑)

場所は下の地図のとおりだが、(確かバーバーの隣だったか)青い店舗外観だが隣接店との判別は難しいが、人的交流も日頃活発で、彼らは呉越同舟なはずだ。想像するに気付かないファラン客を相当数いるのではないだろうか? 実害と同時に折角のタイ王国滞在が、嫌な気分で台無しになる。蕩けるようなタイスマイルに骨抜きにされずに、日頃の対応を怠らず全店舗で注意してほしい。