先日、例によってサードロードを流していると見るからの良店が目に入った。
場所は、パタヤで生活して居れば日に何度も通過するサードロード。
実際に店舗を見ながら急いで記憶の画像データ検索をかけてみるが何もヒットせず。
これは新規開店した物件に違いない。

広い開放スタイルのホール、充分なテーブル数、朝から営業してはいるが悪びれもせずのダラダラ開店休業状態。夜間に充分な集客力を発揮するのでそれでも良いのだ。全てがこの店が実力店であることを指している

1つ星から5つ星まで無数の飲食店がひしめくパタヤだが、多くの店が人知れず短命に消えていく一方、同時に雨後の筍のように常時新規店が生まれていく。
事業の新陳代謝は非常に早く競争はし烈、まして国民全部が舌が肥えていて食に対する飽くなき情熱を持っている。

普段ならただ街でバイクを乗り回しているような若造が、舌の肥えた観光客を唸らせるような料理をひねり出してくる。恐るべしアメージングタイランド

タイが東南アジア屈指の美食国家である所以だ。
そのまたしてもサードロード上で見つけた新規店だが、店舗名はDoo Dee Thaifood。
所在は外国人ローカルを問わず、両者に充分通用する食の激戦区サードロードの南寄り沿い。

この看板が目印だが、看板だらけのサードロード、車両運転中にそれらを識別しようとするのは危険だし非現実的だ。Pattaya City Hospitalの隣だと覚えておけばよい

終日、交通量が激しく高速で車両が流れるエリア、いくら目立つ看板があろうとも店舗外観などは周囲に埋もれてしまう。同時に現在パタヤ市内全域に於いてヘビーなインフラ工事が進行中。探索するなら充分に注意して欲しい。

早速、中へ入ってみると、今しがた通りで買って来たばかりのカットフルーツを手にしたお嬢さんが笑みと共に歩みよってくる。
この辺の大らかさは本当にタイらしくて憎めない。。笑

広くゆったりとし採光充分なホール。通りを眺め街の日常に埋没しながら地元民向けの上質な料理を堪能。これで貴方も現地コミュニティの一部になれる筈

店舗について訊いてみると。。
なんとプーケットのパトンビーチから満を期してパタヤに殴りこんで来た地元では4店舗を構える有力店とのことで、この地パタヤで開店してまだ一か月だと言う。

確かに店舗設備は真新しく機能的に配置され既に慣れた感じ。訊くとスタッフの何人かはプーケットから応援に駆けつけて監督しているとのこと

壁には自信ありげにお薦めシグニチャーメニュー画像が多く掲示され。。ファラン系メニューも網羅され、どれも美味そう。実際、それらは旨いに違いないだろう

国民的アイコンメニューのソムタムも、個別のタイ国内地方スタイルが多様に設定されている

メニューを吟味すると。。
非常に良さそうな料理が目白押し。
その場で恒常的利用が即決定だ。

まずは冷たいビールで、、流し込むような何かツマミになるような物が欲しい

地元有力店にはよくあるケースだが品数が非常に多く、それを紹介する側としては難しい。タイ料理はカスタマイズが標準で、作る方も食べる方も細々と随時変更を加えていく。。

これは何度も通わなくてはこの店の実力を測り知ることは出来ないだろう。
何せパタヤの半分にも満たない広さのパトンエリアで、4店舗も構える人気実力店なのだ。
そして灼熱の午後、キンキンに冷えたシンハービアのお供に選んだのがコレ。。

豚肉のボイル系は2品あったのだが、ウエイトレス嬢にどちらが良いか訊くと彼女が断然、一押しだと言うこのイーサン(タイ東北地方)スタイルのこの品。ピリ辛だがチリの数を0,5本に指定したので平気だ。結果はいつものように笑われたが。。

柔らかくサッと茹でられ、香草がまぶされて肉の臭みや雑味が消えた爽やかな一品。。
書いててまた食べたくなる一品と言えば良かろうか。。
ビールのお供にこれ以上は望めない、、パタヤ修行万歳だ。。

すっかり気分が良くなり、手持ち無沙汰気味のスタッフが屯する調理場を覗くと

出汁をとるのか?ダイナミックな豚ガラが銅鍋に鎮座していた。これに塩と胡椒かけてこれだけ食べたいよ。。ダメですか??? ダメだって。。。泣

そしてこの日メインに選んだのはスナッパーのトムヤン 150バーツ。
多少お高めのシグニチャーメニューの一つらしい。

これにモチ米を付ければ文句はない、私の軽めの定番メニューだ。サケのアラが入った汁に少し似ている。

どちらも風味豊かで大き過ぎず、量も軽食としてちょうど良い満足な昼飯。
冷たいビールも2本目に進み、罪悪感は無しで気分は爽快。。
コロナ災禍に喘ぐ故郷の同胞達よ、面目ないがパタヤ修行万歳だ。。

次回は夜間に来てみようかと想うが、きっと混雑繁盛しているのだろう。私はこのような閑散としている食事の方が好きなんだが。。

以上だがこのDoo Dee Thaifoodは、料理のクオリティーや店舗設備を鑑みると単独用途からデート、少人数会食、または多人数での団体用途等、各種ソーシャルファンクションにも充分に合致するであろう。
本国からの知人友人をアテンドする時など自信をもって利用できる筈。。
何せアンダマン海の真珠と言われるプーケットの筆頭歓楽エリアでパトンで実力は証明済み。
最後になるが、営業時間は午前10時から午後の11時まで。
その様なアケ―ジョンには気兼ね無しにDoo Dee Thaifoodを利用してみて欲しい。