またしてもサードロードに見つけた新規物件だ。
場所はやはりセントラルパタヤで、先日挙げたフレンチ・ベーカリーからもほど近い。
La Boulange サードロードの秀逸フレンチベーカリーの前記事はこちらへ
今度はタイの前国王ラマ9世の崩御日、、その命日にちなんで祝日となっていた晩に晩飯漁りの途中で付近を通過し、何やらローカル家族連れやカップルで賑わっている路肩の店を発見して戻って入ってみた次第だ。
店舗外観を見て見ると。。
テーブル椅子類が隣の店舗敷地や路上にまで微妙に掛かりながら並べられていて、そのほぼすべてが埋まっている。
この辺の境目の曖昧さが本当にマイペンライなタイらしさで笑える。
運よく単独用の小さな席が空いていたのでそこに座りメニューを見ると。
チキン、フィッシュ、ポーク、そして勿論ビーフのステーキを前面に押したメニュー構成。。
後は付け合わせやサラダ類、米類、スパゲティー、スナック類、ドリンク類と続く。。 タイ語中心メニューだが、対訳もしっかりと載っている所を見ると根っからのローカル想定店でもない様だ。(しかし所々、対訳の抜けている箇所があり困ってしまうが、これもマイペンライか。。)
やはりステーキの具合を見なければならないだろう。。
筆頭のT-ボーンと、此処は豚肉料理が充実しているタイなのでポークチョップも頼む。。オーダーシステムは間違えの少ない問診票形式。
難解なタイ文字に弱い外国人には対訳が付いていないとお手上げだが。。
なんとか解読し、無事オーダーを済ませて辺りを改めて見まわしてみると。。厨房設備は真新しく清潔に見え、スタッフの動きも良い。。
年齢層は若いがテキパキ黙々と働いている。
見ているとテイクアウト客らしき客の姿も。。。
堂々たる姿のステーキだが。。それはあくまでもアジア人にとってだ。
肉食の本拠地出身のファランにとってはきっとお遊び程度に写るだろう。
彼ら向けのステーキに関しては、ファラン肉食文化に追いつくにはまだまだ長い道のりだろう。
我々自身のステーキがまだ庶民にとって特別なものであった頃の、昔の記憶が甦る。
100%果汁や舶来物のビールや酒、タバコ、自動車、服飾品がまだ高級だった頃だ。
ファランの物を手当たりしだいに想像で猿真似していた頃に重なる。
私の祖国もいつか来た道だ。。
前記事のSmoking Joe,,Steak&Co はこちらから
で肝心なお味はと言うと?
うーん、、ステーキとしてのグレードは、その店の立ち位置そのままだ。
最上級メニューのTボーン(180バーツ)は肉質も柔らかく、奮闘の後は見られ、ポークチョップも同様に決して不味いものでは無い。
濃い目のペッパーソース、既製品らしきフライ、千切りサラダへのマヨネーズ格子状かけなどローカル食満載の出来だ。
100バーツ台の価格では、道義的にこれ以上望めないだろう。
パタヤ沈没ライフや修行中に無性に肉を食べたくなるあの瞬間などに寄ってみてはどうか? 所在を下にマップに挙げるが店名は出ていない気がする。
営業時間は17:30から00:30だと言っていた。。
嬢を相手に恰好をつける必要がある時は他を当たったほうがいい気がする。
此処の様なローカル店に来たら、日頃ファランを相手にする百戦錬磨のパタヤ嬢に鼻で笑われて玉砕するかもしれない。
そして後日、虚しく逃した魚はデカかったストーリーを紡ぐ羽目になる。
このような店は単独で細々と食べるか、野郎ども限定用途だろう。
忘れてはいけないタイ王国はもはや途上国ではないのだ。