3週間ぶりに海へ戻った本日、波乗り修行を再起動だ。
有るとは訊いていたが5-6ftの西うねりが綺麗に割れている。パタヤ修行の時間スケジュールが抜けきらない私は、午後も遅い時間に出勤で貿易風が吹き抜けてセミジャンク・コンディション。
癖のある波がリーフの棚でダブルアップし、沖に出るのに失敗する。
私の3回ルールは依然述べた通り。。
大きさを問わず、3回まではトライすることにしている。
パタヤ修行中もフィジカルトレーニングは欠かさないので、体の方は問題は無いのだが感覚の方がどうも。。失敗を繰り返し戻っては出て4回目。。
どうしてもサンゴ礁の棚で割れる5ftのショアブレイクが越えられない。
ちょうどその時、沖から戻るサーファーが同じ場所で餌食に。。
水面に上がったら板が真っ二つ。。はは、アマチュアめ!
その位置は走り抜けなくてはいけない場所なのだ。。
彼にとっての授業料になったはず。高いな。。

そして私は、5回目にしてやっと沖に出ることに成功。。
所要時間はなんと約一時間! これも修業のうちか?しかし、そのアジア人特有の粘り強さ? (西洋人ならとっくに諦めているだろう。。) を見ていたのか、先に沖に出ていた某有力サーフショップのオーナーのMr.J氏が、ワザワザ近寄って来て挨拶と握手をしてくださり、苦労が多少報われた気持ちになる。
同輩との再会は何時でも嬉しい物だ。。
同ショップは秀逸なサーフ・アートカフェとしても業界をリードしている

刺激的なDrifter surf shop and caféについての前記事はこちら

肝心の波はというと、、強風下だが良い!の一言!
5ft強の変則的な西うねりで時折、手強いバレルが混じる。
視覚的に結構、威圧感がある波も時々来る。
リップからボトムまでの落差は、優に6ftはある感じ。

しかし、私は3週間のパタヤ修行明け、何処までやれるかはまだ分からず。。
よって入口に独り留まり、単独修行に入る禅僧の気持ち。
首尾よく目の前に程よく切れた波が入ってくる。。。5ftだ。。
誰にも邪魔されず、、パドルイン、、一瞬ヒヤッとしたが。。
3か月ではなく3週の休みだったので身体感覚が少し残っていて。。
想像しながらやってみたら、そのまま行けた!
セミバレル。。のカバーアップだが、、おちおち喜んでも居られない。。

出た! 例の手と足の連動性がちぐはぐな感じ!
元に戻るまで通常、3日程かかるプロセスだ。
しかもこの現象は、ツボにはまるまで感覚が悪化するのだ。
今となっては正常な復帰プロセスの一部だと判っているので不安は無いが。再構築が済むまで、何故か?まるでスイッチスタンスでやっているような感じが続く。

その為、普通なら攻め切れる波を、何本も捕り溢す羽目に陥る。。
そのフラストレーションと言ったら?もし、あなたがサーファーなら考えてみて欲しい。
バリの5ftプラス、日本サイズで言えば軽くダブルオーバーヘッドで掘れた波。
それを当り障りのない位置から危なげなくテイクオフし、波の壁に後ろの手が触れるポジションに貴方が居るとする。。
波が速いので自然と波が被さってきて。。。
視界の先は綺麗な半曲面が伸びてゆく。。

さて、、ここから加速して抜け出ようとする正念場。
しかし、手足の連動性に問題がありスピードを載せきれないもどかしさ。
そして失速し始めて安全の為、仕方なく途中下車を余儀なくされる。。
しかし、まだ波は先へ続いていく。。

これもデュアルライフ、2兎を追う者の宿命か?
バリに残っていればこのような悔しい思いはせずに済むが。。
それではパタヤ修行のあの桃色桃源郷は決して味わえない。。

幸い、今週から来週にかけて波は途切れない予報だ。
腐らず、ケガをせずに修行を続ければすぐに元に戻るだろう。

一つだけ良いことがある。
帰りのトラフィックを含め、海上を含めた全体的な混み具合が8月前半の最盛期に比べて半分以下で、何から何まで格段にやり易い。
やはりパタヤ避難も意味が大ありだ。
これからは7月後半から8月後半の期間は、最初からタイに決めようかと感じている次第だ。

明日からの修行に期待して今夜は早く就寝だ。