近年、かなり進んだ経済発展とともに、官憲組織自身による綱紀粛正策が(多少?)功を発して、生息数が大分減った感があるバリ島名物の悪徳警官だったのだが。。
やはり、依然として害虫は居る所にはいるようだ。
少しはお利口になり、地下にでも潜って巧妙に活動しているのかと思いきや。。
どの世界にも適応できないウスノロの絶滅危惧種がおり、適者生存弱者淘汰の自然の掟には従わざるを得ないようだ。

先日挙げた邦人観光客からお金を巻き上げたバリ島のあの悪徳警官の件で、続報が入ってきたのでここに挙げよう。

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報道によるとバリ島の西部のJembrana地区を管轄する警察の査問委員会が、前件の日本人観光客から金銭を搾取した案件に関係した2警官に懲戒処分を科すことに決め、懲罰として2警官が収監されることに決まったという。

私自身を含めて、長年にわたり何度も煮え湯を飲まされ続けてきたバリ島の外国人観光客にとっては、若干、胸がスカッとする出来事ではある。。
この件は、ある日本人観光客が比較的軽微な交通違反に対して、100万ルピア≒約8千円程を違反金と称し、警官にその場で支払わされた様子が動画サイトに投稿され注目を集めた。。というもの。
インドネシアの交通法規がこの場合に定める違反金の額は、最高10万ルピアであるとのこと。
そして、その顛末はインドネシア国家警察が公式に謝罪することになったというもの。。

(これまで何度も同様の件で笑いものになっている国家警察の面目は、また丸潰れだ 笑)

バリ警察のスポークスマンによると当該の2警官は、既に職務を解かれて収監されており、金銭を搾取した警官には28日間、その同僚で傍観を決め込んだ警官には21日間の刑期が下されているという。

本当に悪そうな面構えをしたちょび髭野郎が、ワンミリオン=100万ルピア=8千円と言っている場面がバッチリ映っているので言い訳できる訳はない。因みにこの地方ではちょび髭は権威の象徴らしいので、それが出てきたら用心しよう

読んでいて我々が感じることはざまあみろ!の一言だが、部外者ながら今回の被害者の事後の身の安全が多少、気にかかる。
なにしろ相手は何でもアリの第3世界の悪徳警官。
後から復讐する気を起こさないとは誰にも言いきれないだろう。
私だったら、ほとぼりが冷めるまで国を出る事にする。

そんなこんなの些細な第3世界の日常だが、現在の世界は途轍もない災厄に対峙している最中だ。
我が国でも、連日、おかしな事件がテンコ盛りの様相を呈している。
一体、みんなどうしたんだ?
これもコロナの間接的な影響なのか?
こんな時こそ大人しく過ごし、官憲などとは事を構えずにやり過ごすのが賢明だと想う。
まして旅先などでは特に。。
晴れて制限が解かれて外の世界に戻ることが出来ても、気を緩め過ぎない様にしたいものだ。