バリ島ブキット半島南東部に位置するヌサドゥアエリア。
高級リゾートホテルが並び、バリ島屈指の白い砂浜が現存するエリアだ。

Pantai Geger,,,ゲゲールビーチと和訳されているようだが、、今では残り少なくなった白い砂浜が現存するパブリック・ビーチだ。

今まで幾つもの記事で触れ、私個人にとっても勝手の知った馴染みの深いエリアだが、最近このエリアに秀逸な新しい物件がソフト・オープンしていた。

店舗名は、Jan Guno,,,インドネシア語で皆で使うとか、皆で共有するというような意味らしいと訊く。。
ジャラン・シリギタ沿いに突如、出来た白亜の洋館風の建物だ。
立地は、同じく白亜の店舗外観を持つ Art café,,Bunbu Bali,,正統派バリニーズ・クイジーヌの店舗から数軒程挟んだ並びになる。

Art café Bunbu Baliの前記事はこちら

このJan Gunoはカフェであると同時に宿泊施設としても、近日に開業予定だ。
カフェエリアは、2019年7月から営業開始していて、明るく開放的で、コージーにデコレートにされた店内にはアーバンなラウンジ・ジャズが微かに流れるご機嫌なスポットとなっている。

誰だ?バリでは、未だに草履とタンクトップと短パンで良いなんて言っているのは?ここ20年間の変容ぶりは驚異的だ。洗練度は非常に高く、日本と地方都市などとは比べるだけナンセンスだろう。

Jan Gunoのもう一つの嬉しい点は、どうやっているのか訊いてはいないが、WIFI通信環境がすこぶる良好で速いことだ。
これも極めて現代的なニーズを捕り溢さない姿勢の表れだと想う。

ブキットのドリフターサーフショップも相変らず速く、しかも太っ腹のオープンだ。

快適な店内空間、旨いコーヒーと食べ物、速くフリーな通信環境は現代のサービス業にとり必須なのだろう。物腰の柔らかい店員さん、ちゃんと英語もしゃべってくれるし。。チョットしたアートギャラリーのような店内は、さりげない調度類で綺麗にまとめられている。外にはヌサドゥアエリアの幹線ジャラン・シリギタが見える。
アクセスは容易、駐車スペースもある。下に所在を載せておく。

結構な感じに纏まっている店内だが、現時点では、この地方ではよくある営業形態の限定メニューでのソフトオープンってやつだ。

代表的なインドネシア料理のガドガド、温野菜にピーナッツベースのソースが加わる

代表的庶民食バクソ・ゴレン・アヤム、鶏ツクネボールとでも言えるか。。

ピンク・グアバのモックテルをコンプリメンタリーで頂いた。。旨くて病みつきになりそう。

ホームメイド・ビーフパイは6.5k ルピア。他にチキンとベジタブルがあり、どれも悪くない。

勿論、コーヒー、ティーも外さない。注文前にその日の豆と茶葉を吟味してみれば良い。彼らは快く応じてくれる。

とここまでは、カフェセクションのご案内。
最初に述べたが、Jan Gunoは、ただのご機嫌なカフェではない。

近くベットアンドブレックファストとして宿泊施設としても開業予定だ。
只今、営業許認可待ちなので、実際の営業形態やシステム、料金などは未定だが決定され次第、追記していきたいと想っている。
今回は、営業開始前にも関わらず特別に中を見せて頂いた。

当然、中は新築新品でとても綺麗な状態で当然の如く、未使用だ。
内装は白色ベースで統一されシンプル、機能的、各部屋シックに纏まっている。部屋数は全部で9つ、屋上トップフロアにはサンデッキが並び。。

サヌール方面を望むと、遠方にサヌールリーフに砕ける白波が見える。済まないが波チェックにも使える。

素晴らしい眺望が見渡せる。
尚、この屋上スペースにはルーフトップバーを設置する構想があると聞いている。
懲りない私は、シーシャ・パイプをリクエストしておいた。

館内客室に目を向けてみると。。

ベッドアンドブレックファストにありがちな、狭く使い難いバスルームではなく、各部屋に充分な広さのバスルームがある。

ルームタイプは一人向け、2人向けと大きく分けて2タイプを想定しているとのこと。

2人向けユニットは充分な広さがある。

1人向けユニットも充分に広いだろう

自炊用設備や洗濯用設備のような野暮な物は存在しない。通常、バリではその類のことは自分では行わないのだ。

何やら凄そうなアート作品がさりげなく各所に展示されている。

これは私のお気に入りの作品、、買っちゃおうかな?

これら館内の地元アーティストによる絵画作品は、同時に販売も予定しているという。どうでしょうか皆さん? インドネシア共和国バリ島滞在の想い出にひとつ。。

乾期のバリの蒼く澄み渡り眩しく晴れた空に映える白壁。

全く個人的な感想なのだが、、何か、、こう、、建物の外観に魅かれるものがある..

ざっと、現時点でお伝えできるのはこんなところだが。。
どうでしょうか? 個人的には私が利用してみたい物件であることは確かだ。
特に、11月から5月までの雨期シーズンのバリ島の波乗りシーン、私のホームグラウンドからは僅か5分の距離。
信じられないだろうが、、沖合まで運んでくれる例のカヌーを使用すれば、、自室のベッドの上から、時にワールドクラスの波が割れるヌサドゥア・リーフのラインナップまで10分で到達できる異空間だ。日本での冬季になるバリ島雨期に、このエリアで波乗り滞在を考えるなら一考の価値のある物件だと想う。
開業した暁には、再度追記情報を挙げるつもりだが覚えておいても損はなかろう。