ショッピングモールと言えば、、私にとっては真っ先に思い浮かぶのがバンコクだ。
都市交通システムBTSの殆どすべての駅に呼応するモールがあると言っても過言ではなく、まだ足りないのか? 次々に新規大型店舗が開業している。
そのうちの幾つかは個性を打ち出せている店舗もない訳では無いが、大半に於いては没個性だと言わざるを得ないだろう。

何処も同じように見える。実際、テナントは同じと言わざるを得ない。利益は出ているのだろうか?正直、こっちが心配したくなることもある。画像はターミナル21アソーク。

消費主義は、ここ最後の楽園バリ島にも確実に到達している。
最初に私がこの地を訪れた頃、モールなどはクタギャラリアとディスカバリーモールくらいしかなかったのだが。
過去12か月間だけで、シネコン付きモールが2箇所開業している。

ブキットエリア初のショッピングモール Side Walkの過去記事はこちら

そして、今回紹介するのはトランス・ステュディオモール、略してTSM。
地理上ではデンパサールに位置するのだが、感覚的にはクタ・サンセットロードエリアから程近く、クタ郊外と言っても良い立地だ。

かつてのバリ観光の中心地クタと州都デンパサールを繋ぐ幹線イマン・ボンジョール上にあり、サンセットロードから折れて約300m程だ。
タイのセントラル・フェスティバルクラスの大型サイズなので迷うことは無いだろう。

正面店舗外観はタイのセンタンと違い、なんとなくバリっぽい感じもしないでもない造りで、同時に店舗屋上にローラーコースター、、が建設途中だ。笑

そう、またしても新しいバリ島のショッピングモールだが、開業は確か今年2019年の5月頃。

当時、一時帰国中の私の耳にもチラホラ情報が入って来てはいた。
しかし、私がこの地に居る主な理由は波乗りで、ショッピングやその他の購買行動の類は、私のもう一つの心の祖国タイ王国で済ますことにしているので、今まで急いで訪れる必要はなかったのだが、今回は野暮用ついでにやっと来てみた次第だ。営業時間が午前10時から午後10時までなのを事前に確認し、午前11時過ぎに現場到着したのだが。。
第一印象は、施設の巨大さの割には人が居ない。
バイク駐車場には、先客が僅か10台ほどのバイクがあるだけだ。

開業時は阿鼻叫喚、その後も暫くは混雑が続き、週末は避けた方がと言うアドバイスが散見していたので、それに従ったんだけど。。
昼前でこの有様って、、殆どデッドモールの様相に一致する。
開業2か月後でこれか? やばくない?
そう言えば、開業後のレポやレビューが予想以上に少なく、サイズを含め鳴り物入りだった割には、拾える情報が思いのほか存在せずに、怪訝に感じてはいた。

店舗入り口正面に位置するスタバでこれだ。もっとも国際リゾートを自認するバリ島では、スタバなど全部で何店あるのだろうか? 見当も付かない。もはやスタバなど珍しく特別でもないのだが、未だにこのように新規店が開店していく。。

中へ足を踏み入れると。。

インドネシアの地の飲食店が多い印象で、中流からチョット上あたりのグレードに当たる感じ。
個別店舗については説明致しかねるのでここでは省くが、総じて清潔でバリにしては凄くちゃんとしている印象だ。

他にはカフェ系統が多く散見され、ジェラートアイス、最近日本でも取り上げられるエセ日本ブランドのメイソーなどもある。
(上手く撮影出来なかった、スマナイ!)

良いのかよ? 経済産業省よ、このようなことをやらせておいて?

彼らは、今日もこれらのアイテムを日本製だと固く信じて購入するのだ・・

、若年層向けアイテムの他、バイクや、通信関係サービスの暫定店舗や、、

カリフール・プレミアム系スーパーマーケットも入っているようだが。。
なんとなく開業以降の情報が無しのつぶてだったのが、判ってきた感じがしないでもない。店内には、来客数より明らかに店員の方が多く、客層は若い女の子と言える若年層が主に流している程度、後は家族連れがごく少数。

一つだけ目についたのは、我が国が遅れていると言われている分野、電子決済方法が多く用意されている印象。
私は未だに現金主義なので大きなことは言えないが、地の電子決済や地銀のデビットらしきカードのプロモ掲示が良く目につく。
しかし、異なる経済圏で生きる部外者の我々、観光一時滞在者にとっては、たいして関係はないだろう。

君たち、、60%キャッシバックって、、本気か? 我々外国人にとって、強力なインフレ通貨であるインドネシアルピアを長期間保有する理由は見当たらない。。悪いことは言わない、、止めておこう。

このまま、うなだれて帰るのも癪に障るので、見てくれの良い中華レストランで朝粥と汁ソバを頼んでみた。

これで邦貨で600円程。味も品質も高級店と変わらない。そういえばローカル富裕層の知人が言うには飲食店の質は高いと言っていたな。

補足としてカフェやジェラートの店員たちの英語も全く問題ないので、地元エリアと言えども、サービスで困るようなことはそんなに無さそうだ。以後、機会があれば食事目当てに訪れてみても良いかもしれないが、短期滞在の観光客が、わざわざこの観光エリアを全く外れた市街地中心部まで来る理由は、あまり想いつかない。

今回、時間の都合で行わなかったカリフールのスーパーを目当てにすることは出来るが。

(その土地の生活感を掴むには、地のスーパーマーケットに足を運ぶこと以上に良い方法は、私には想いつかない)

大した紹介記事は書けなかったが、大体、ショッピングモールの紹介記事なんて事自体が少し無理っぽいのだ。。笑

入用なら入居する飲食店などを漁ることくらいは出来るだろう。
Trans Studio Mall のHPのリンクをこちらへ貼っておく。

尚、屋上エリアのアミューズメント施設は建設途上、シネコンも未確認だが営業してそう。
モール内部のテナントエリアもComing Soon表示が目立っているので、以後の変化は期待できるだろう。

(もっとも、マイナスの変化の可能性も無きにしも非ずだが。。)

クタエリアからの所要時間は、、渋滞無しとして20分程か?その他スミニャクエリアやクロボガンエリアからでも同様だろう。

但し、週末の午後、特に乾期の繁盛期や、年末年始のホリデーシーズンなどはサンセットロードは激しい渋滞地獄多発エリアだ。
該当期の利用には賢明な時間的計画が必要だ。

ちなみに、本日乾期、サマーホリデー期に入りつつある時期の月曜日の昼頃は、記事の内容の通りでデットモール状態で、周辺道路の交通状況も通常レベルだった。

観光滞在時の気分転換、または中長期滞在時デンパサールでの所要時、またはシネコン利用に行ってみても良いかもしれない。

(TSMのシネマ・スケジュールを見る限り、限定営業っぽい。HPがあるので上映作品情報等は、次から確認してみてください)          Cinema 21 TSM