久々になるが、ここ地元バリ島でのマッサージログを一つ挙げる。
マッサージ大国のタイ王国やバリニーズマッサージの本拠地ここバリ島、
伴に入れ替わりの激しいこの業界だが、稀に安定して存続する地元密着型店舗がある。

ブキット半島の唯一の幹線、交通量の激しいジャランウルワツ沿いにある。小さな目立たない店舗は簡単に見過ごしやすいので注意が必要。下から来るとガスステーションを過ぎ、登坂の途中にある。

長期間存続するのだから、安価で高品質なのは当たり前だ。
我々、長期滞在組が長年に渡り、愛用するのもこの様な店だ。
単独店舗でワンマン・オペレーションなので、あまり周知させたくは無いのだが。。

地味な店舗外観だが、マッサージの質には相関がある訳ではない。

Perry Spa Massage、この地に住むバリ人女性が独りで営む小さな店舗だ。
親しすぎて名前がハッキリしない、確かコマンさんだと思った。
物静かな、大人しく優しい普通のバリ人女性だ。
以前、高級スパに長年、勤めていたと訊いたような気がする。
彼女のマッサージは、繊細でゆっくりと強く押し込んでくる丁寧なもの。
リネン類も顧客毎にしっかり交換されて清潔、店舗内は涼しくリラクゼーションミュージックが静かに流れる。小ぶりな店舗だが、侮ってはいけない。
午後ともなれば彼女のマッサージは争奪戦になることが多い。
波に疲れたサーファー達、スパマニアでグルメな西洋人女性達を中心に忙しくなる。
それも、かなりだ! 午後に彼女にありつくのは、運か事前予約が必要で結構難しい。

ジャランウルワツを下方に望む。唯一の目印がこの看板だが、長年の愛用者の私でも識別に手間取り、未だにまんまと通り過ぎてしまうことも。

店舗前に、バイクや車両が停まっていれば、彼女の手は塞がっている。
極めて解り易いシステムだが、営業時間はハッキリしない。
普通の時間と大差ないがここはバリだ!儀礼祭礼などがあれば当然、そちらが優先。
だが随時、電話予約や、近距離なら出張も受けているようだ。
所在を下に載せておく。

実用的な営業形態の店で、料金は1時間7万ルピア。
これは今現在、(2019年)の市中実勢最低価格だろう。
私のケースだからなのか定かではないが、時間も1時間以上行われている感じ。

(毎回、深く寝入ってしまうので、正確な施術時間など判らない。
どっかの悪質店の様に客が寝入ったのをいいことに早めに切り上げるようなことは無い 笑! 彼女はバリの良心を体現するような優しい女性だ)

そんなPerry Spaさんは現在、私の手持ちマッサージ・レパートリーの中で文句なく筆頭で、歴代でも5本の指に入るだろう。。
(あーあ、言ってしまった)
これで予約が捕り難くなり過ぎなければいいのだが。
私は、主に朝の早い波乗りセッションの後に利用するので、まだ比較的利用できているが、(朝の10時に心身共に疲労困憊する人間は通常、余り居ないのだろうな)それでも施術中にドアが開けられ、訪れてくる客に多く遭遇する。

今まで何度も述べてきたことだが、マッサージは店舗施設ではない。
システムやスタイルですらなく、勿論、店舗外観などは副次的要素のずっと下位の方だ。

マッサージはセラピスト次第、これに尽きる。

仮にPerryさんがまだ高級スパに勤務していたら、料金は50usdも100usd,場合によってはさらに高額な値段が付けられている筈だ。
その彼女によるマッサージ、1時間当たり邦貨で僅か500円程だ。
私は、文句なく買いだと思うが。。。