遂に本日からGWに突入した我が国だが、ようやく国内でも事の深刻さが認知されつつあるように感じる。
我が国でも一ヶ月前の国境を閉じる様な状況から、今では県境を閉じる様な話もチラホラと耳にする。
この致死性のパンデミック騒動の中、県境を跨いで隣接県のパチンコ店に向かう真のギャンブラー達や、これまた波を求めて近隣県までの移動をものともしない敬虔な波乗り修行僧達への風当たりも、相当に強くなってきているようだ。

3月35日 パタヤの様子

約一ヶ月前のパタヤの市況。ソーシャルディスタンシングやマスク着用が本格的に実施され始めた頃だが、まだ個人の裁量任せられていた。現在の我が国に似た状況だった

人それぞれ色々な思惑が有るのだろうが、私は家で大人しくしていることにする。
こんな時に会いたいと想える程親しい人達の誰かに、万が一、自分が移してしまった時のことを考えると。。
何かしたい気は山々だが、とても怖くて遊びたい気も失せてしまう。。
もっぱら独りでネットサーフ、軽い運動やジョギングの毎日だ。

そんな中、何か明るい兆しや正常化に向かう様な痕跡等はないかと、ネット情報を漁っていると。。
あった! 望郷の念と旅心をくすぐると同時に、今では私の中に芽生えつつある郷土愛を少し揺さぶるような動画クリップを見つけたので紹介する。

両方とも、タイのナショナルフラッグキャリアであるタイ国際航空が非公式に出しているものだ。
タイ国際航空と言えば、近年は深刻な財政上の危機にあり、毎年、政府による救済が行われているのは周知の事実、そこへ来てこの未曽有の運航停止措置。
先日、日タイ路線の運航停止期間の延長も発表されたばかり。
どうやらこの誇り高いフラッグキャリアも瀕死の状態の様で、先日のバンコク成田便のドタキャン・チケットを現在も手にしている私としては、余り心穏やかではいられない。

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ちょうど、今しがたタイ政府による同社の再建の話し合いが行われるとのニュースも目にしたところだ。
それによるとタイ国際航空はつぶさないとの政府高官による言質も出ていたりと。。
我らがフラッグキャリアのタイ国際航空を取り巻く状況は、何かと不安がいっぱいだ。
そんな事もあり、最近出された以下の2つの短い動画クリップが、少し心の琴線に触れる様な感じがした。
連日の謹慎生活で、ただ弱気になっているだけかもしれないが。。
何はともあれ、微笑ましいので見てみてはいかがだろうか?
もし、あなたがタイフリークなら、何か感じ入る物があるのではなかろうか?

:We will survive by TG STAFF


 

:Till we meet again”  本編は25秒あたりから

両方とも中々、笑える出来に仕上がっている。
コミカルな中にも、彼らの心意気が込められている感じがしないでもない。
素人臭さも全開だが、妙に板についている嬢も居る。
タイではこの手の職能集団によるプロモ動画クリップの公開は一般的。
過去には婦人警官による可愛らしい物や、やり過ぎの感がある交通公社の物も

或いは航空会社の飛行機自体が飛んでいないので、彼らもただ単に暇なのか?
我が国では航空会社の社員達がマスクを作っているというし。。

突如、運航停止が言い渡され大混乱に陥るタイ国際航空のチケットカウンター 国家非常事態宣言発令直前のスワンナプーム国際空港

Till we meet again の方も、何とか一人でも多くの外国人を送り出そう奮闘するスタッフの尽力が伝わってくる。
私自身も最終便ギリギリで出国を許された口なので、当時の濃厚接触の嵐のど真ん中に身を置き、我々を送り出してくれた無数の空港スタッフには感謝している。

そんなことから、微笑みの国らしく愛嬌も感じられて中々いいなと想った次第。
観光立国のタイ、正常化への(そんなものがあるかも疑問だが。。)道のりは長い。
早く彼らの笑顔を直接見れる日が来るのをひたすら願うばかりだ。