花冷えする昨夜、温まろうとラーメンを啜っていたらTVのニュース番組からとんでもないニュースが飛び込んできた。

(上の画像は本文の内容とは何ら関連はありませんが、普段からあっさり系のバー三―慣れしている私には少々、濃過ぎるけど本当に旨い)

パタヤで日本人が1度に15人も逮捕される、しかも振り込め詐欺グループらしい! なんともショッキングな内容で、先日の若い邦人2人組によるカンボジア・アンコールワットのタクシー運転手刺殺事件に匹敵する程のインパクトだ。

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一体、どうしたのだ?我が同胞は??社会が変わってきた感がある。昔から海外では日本人は比較的礼儀正しくお行儀も良く、凶悪事件や重大事件などに巻き込まれることはあっても、加害者になることはほぼ無縁だった筈だ。

それが時期を同じくして2件が立て続けに起き、いずれも金銭欲が動機と推測される事件だ。経済、国勢の衰退が盛んに言われ始める昨今、いよいよそれ程までに切羽詰まって来たのか?それとも何か他に理由があるのだろうか?

昨日の逮捕なので詳細情報はまだ我々には届いていない、追って解明される筈なのでここではこれ以上触れない。しかし、パタヤを巡礼の地と選び、長年にわたりこよなくパタヤを愛している、一修行僧としては何とも迷惑な話だ。東南アジアではこの手の摘発は珍しくない。比較的整った社会通信インフラ、温暖な気候、既に国際色豊かな社会、まだまだ先進国に比べ安価な滞在環境は観光客だけでなく犯罪者も同様に惹きつける。それにパタヤでは例のプラスアルファが加わる。金が儲かったら何に使う? 男が考えると下の動画のようになるだろう。

この手の犯罪者としてこの地で摘発されるのは、近年はアフリカや中韓勢、旧東欧ブロック出身者が多い印象だったが、日本の犯罪者達にも国際化の波が到達したのだろう。本国の官憲からは5千km程離れているし。。

報道によると拠点は2か月前から稼働していたとある。当ブログでも何度か記述したが、最近パタヤ市内で特に目にすることの増えてきた邦人滞在者、立ち振る舞いから推測するに短期滞在者ではないのは分かってはいたのだが、更によく観察してみると慣れた在住者が放つ特有の、あの感じは皆無でどうにも判断がつかないケースも正直多々あったな。幅広い年齢層で一度に15人の摘発か、きっとそのうちの何人かは私もリアルで目にしていたはずだ。国外では敢えて同胞とは群れずに一匹狼を貫き通している私で全く懸念事項は無いのだが、ひょっとすると読者のあなたは大丈夫なのか?

そして同時に、この15名のうちの何名かはサイバースペース上でも、存在感を示しているのであろう。時間の経過とともに追って明らかになる筈だ。幾つかの秀逸なパタヤブログ運営者が含まれていないことを切に願う次第だ。

第三世界で拘束されるのは是非とも避けたい事の筆頭だ。良くて国外退去で強制送還、後の入国禁止措置だ、良くて。悪いと多額な金銭的損失、長期の拘束収監だ。特に国としての体面を気にする東南アジア、外国人だけで捕まるとかなり分が悪いと思う。我々の想う公正な法の裁きなどは期待できない。何かをやるつもりならよく考えるべきだ。特にタイは楽園が1日で地獄に早変わりするので有名な地なのだ。内戦状態の終わったカンボジア、社会体制の異なるベトナム。相変らず男たちに根強い人気のフィリピンなどはここ何十年も邦人同士の血なまぐさいトラブルが多発している。海外の歓楽の地で付き合う人間は慎重に選ぶべきだろう。酒、金、女の三大快楽に惹き寄せられるのは悪いことではない、しかし同時にどのような人間が集まるのか、(しかも世界中からだ!)考えておくことは必要だろう。

同胞の諸君、隣で酒を飲んでいる奴、あるいは隣部屋に住んでいる奴をもう一度、よく見てみるべき時かもしれない。



JAL SKY WIDER