何やら落ち着かないパタヤ修行になって久しい。
既に一度、手持ちの出国便のキャンセルを喰らっている私だ!
警戒は怠らず、日に何度も新航空券にリンクされたメールボックスをチェックしている。
しかし、まだ何も届いていない。。
安心して良いのだろうか?
何か頭の後ろの方の本能的な部分が、そうするなと言っているのに気が付いてはいたが。。
運航当局の向こうまだ側が何も言わないのなら。。。
スクート・バンコク―東京便 やはり来た突然のフライトキャンセルの前記事はこちら
反対に世界での感染の広がりは収まるどころかで、むしろその真逆。。
ここタイでも状況はかなりマズく、制御不能に向かいつつある様に見える。
出国まであと30時間程、もってくれれば良いと半ば願う想いで今日一日を過ごしていたのだが。。。
ジムも閉まっているパタヤ。
体がなまらない様に普段以上にランニングをと想い、馴染みのコースの一つを選び30分程走る。(同時にすっかり失念していた穴場マッサージスポットを堪能できた)
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やろうとしていた事が首尾よく進み、そこそこの気分で宿に戻る途中。
ドルフィンロータリ―からビーチロードの北端に進入しようとする矢先。。
眼前に見慣れない光景が。。
な、ななんだ? この人の集まりは?
此処には以前、タイ国際航空のチケッティング・オフィスが在ったのだが、ここ4,5年は合理化か何かで営業していなかった筈。
大方、何処かに身売りでもして何かの開店行列かと想像して横を通り過ぎるが、誉れ高い国営企業のロゴは健在。。
その全てを見て悟った。。
施設の身売りでなく、本来のチケッティング業務をやっている。。
目下、深刻な赤字に見舞われているタイ国際航空にこんな集客力は無い筈。
考えられることはただ一つだけ、、非常事態に違いない。。
この時点で頭の中に警報が鳴り響く。
(言うまでもなく私が僅か数日前に再購入したのは、このタイ国際航空のバンコクー東京便だ)
急いでバイクの停車場所を探し、徒歩で事態を確かめるべく小走りで現場に向かう。着いてみると。。
100人とまでは言わないが、年配欧米人を中心に、そこに身なりの良いタイ人が少し混じる程度の人々が、見るからに途方に暮れた様子で待機している。。オフィス入り口に向かい、更に近づいてみると。。
整理券を発行する機械と拡声器を持った嬢が入場整理をやっている。
この時点で私の頭の中の警報音は最大に!
すかさずメールボックスをチェックするが、依然として何も来ていない。。。
フーッ。。なら一安心だ。。悪いが他人事だ。。
大方、此処にいる哀れな人々は更に運航停止された欧州線の予約客か何かだろう。。
しかし、それでも不安感が拭いきれないので入口の嬢に訊いてみると。。
乗客の予約変更を此処で受けていると。。
何故か?
減便、運航停止は今に始まったことでは無い筈。。
何故、今こんなに人が集中しているのかと問いてみると。。
更に大規模に運航停止が出ていると。。
この時点で私は強い胸騒ぎを覚えるが、キャンセル通知が来ていない以上、大丈夫だと想わざるを得ない。
しかし、今まで数々の突発的、偶発的事態を潜り抜けてきた私の経験がこれは危険だと告げている。
それで嬢に事情を簡単に説明し、通知が来ていない以上如何すべきか?と再度説いてみると。
此処で確認して欲しいと言う。整理券分配機と受付番号掲示を一瞥すると、、閉店間際でまだ60人待ちかよ!
バリのイミグレか!っと独りで毒づくが、気の毒なタイ人のスタッフ嬢には伝わらない。
その2へ続きます。。。