Dアパートメント、DXpress、PSアパートメントと比較的マイナーで小さめなブッカオ・ソイ11に(通称は存じていない、Google mapではソイ・ ChaloemPhrakiat11となっているが。。)同一系列の3軒の安宿が存在している。
3軒とも総じてレビュー評価は良く、価格も一泊あたり、概ね1500円台から2500円台までの安価に設定されている。

Dexpressの施設入口外観。余程、運営がしっかりしているのか? 内外観共にいつもちゃんとしている。

特にDXpressの邦人客による人気は高く、同じく人気の同施設受付嬢によると日本人ばかりよ!とのことだ。
私も過去、某有力パタヤブログの記事を読み、数年前に初めて試してみたくちだが、確かに長期滞在しても良いと想える物件だ。

Dアパートメントの方は普通の様態の安宿で、部屋にエアコンと扇風機が有り、建物は古いが清潔に管理されている。
エレベータ無しの階段のみになるが、ソイブッカオ表通りに近く、コンビニや屋台群も至近に有り利便性は高い。
私はどうしても表のノイズが気になるので、1度きりの利用に抑えている。
再訪は無きにしも非ずだが、一泊あたり1500円位なら良いがそれ以上払う気にはならない。

そして今回、恒常的な低価格にも関わらず、常にコンスタントな高レビューをマークし、しかも最近はいつ検索してもヒットするPSアパートメントを試さずにいられなくなり、早速やってみた。

(返金不可のプロモ料金で1400円台は魅力的だ。既にパタヤに滞在中なので、突発事態の発出による丸損キャンセルの不安も少ない)

以前に同物件でマンスリーをやってみた知人のパタヤ侍に訊いて、大丈夫だとの言質を得てから、アゴダでぽちっと。。相変らず快活で好感度の高いDxpress嬢に連れられて、今回はこっちなの?って、初めてPSアパートメントなる離れに一緒に向かい、、階段を上り部屋のドアを開けると。。

ガーンと!やってしまった! 典型的な薄暗いドクダミ荘だ!先ず、室内が暗い!それも陰気なことこの上ない暗さだ。
陽光はどう見ても、終日届かなそうだ。
室内は暑くならないかもしれないが、この分じゃ冷房もあまり必要ではないのでは? 苦笑
確かにレビューにある通り掃除はしっかりされている様で、かなり清潔感はある。

特にベットメーキングを見て欲しい。皺ひとつなく、まるで大きな豆腐みたいだ。

えー、こんな独房に一か月も居たのかよ? 良くやるよ!
こんなんじゃ、嬢も嫌がらないか?

(しかし、宿と同じ一泊500バーツレベルの嬢なら多分、問題にはならないのかもな。。はは)

シャワーの水量水圧は最低レベル。これが苦手なら辞めたほうが良い。幸い水道の蛇口が膝上くらいの高さに設置されていてそこの水量水圧はまともだ。温水ではないが活用できるだろう

繰り返しになるが設備の管理は完璧だ。新しくはない冷蔵庫だが、どうやるのか?中はまるで新品の様に染み一つない

キャビネット内にセーフが据え付けだが、個人的にはセーフは信用していない。何故か? 今度、試しにセーフが開かなくなったとフロントに頼んでみると良い。

物理的な部屋鍵と敷地出入り用の電子カード併用か? 部屋鍵のホルダー取り外しは不可能、溶接してある。管理がちゃんとしている証拠だが、同時に面倒臭い。。笑

小さいながらもバルコニーと物干し。東南アジアライフで自前洗濯などは私にとってはナンセンスなので、私個人にはその用途は無いが、バルコニーは有ればあったで嬉しい。

部屋からの眺めはほぼ無く向こうに工事現場が見えるだけ。
これは懸念材料だ。
見たところソコソコの高層物件を建築中のようで、すぐには終了しない筈。
しかも、現場はお気に入りのDxpressに隣接している。
今現在はさほど騒音は無いようだが。。。
ひとたび、本格的な工程が始まれば、折角のパタヤホテルライフが工事現場の飯場生活に早変わりする可能性がある。

自室のバルコニーからの眺め。Dxpressのはす向かいで建設工事が進行中だ。同時にこちらの建物の真ン前に不可解な空き地が。。これも大きな懸念材料だ。パタヤの建設ラッシュは終わらない。ここ数年は、Dxpress、PSアパートメントともに周辺環境を確認してからブッキングする方が賢明だと想う。(特に長期契約をする予定なら尚更だろう。)

実際、Dxpressの隣と言っても良いだろう。今のところそんなにうるさくは無いが、クレーンを見ると大型物件建設だと想われる。そしてその類の工事は静かに進行する筈はない、決して。。

PSアパートメント隣のビルとビルの間の長方形の地所。アパートメントなどの建設にはパーフェクトな形状。ひょっとしてこのような更地になるまでは解体工事による騒音地獄が存在していたのかもしれない。

 

まあ、PSアパートメントの状態はこんなところだ。
瑕疵は無いが、ドクダミ荘的な物件である。。
言ってみれば清く正しいドクダミ荘ではあるけれど。。

やはり統計上の高レビュー物件は何らかの評価を受ける様だ。それらは一種の有意な指標にはなるだろう

続いて、やはり秀逸姉妹物件のDxpressのスタンダードルームも紹介しておこうと想う。
何らかの理由で部屋チェンジする必要性が出ても、姉妹施設内で融通を効かせてくれるかもしれない。
例の受付嬢に、今まで何度も泊っているけど。。こっちの部屋もまた撮影させてと頼んだら快諾して貰った。
でも、今日は満室よ!とのことだ。
顔馴染みであることを良いことに、色々と訊いてみたところ。。

薄暗い廊下はPSアパートメントに酷似しているが。。。綺麗に磨かれている。

幸い、Dxpressには今のところ中印団体系観光客は押し寄せて来ては居ないとのことだ。
居るとしても、一度に単体の数組で、主要な客層は依然としてファランと邦人、後は少々の韓国人達が多いとのこと。

Dxpressのスタンダード客室、明るくこちらは断じてドクダミ荘的ではない。

ハウスキーピングは当たり前だが、PSアパートメント同様に良好だ。

一泊あたり、1000円程高くなるが設備はかなりマシになる、

その他、クローゼット、セーフ、シャワー、鍵システムはPSと同様の形状だ。
良い点もあり、煩わしいカードをかざして居住エリアに出入りするのではなく、恐らくキーパッド打ち込み解錠システムだ。

こっちのシャワーには仕切りがありベターだが、給湯システムは変らない。水量水圧は調べ損ねたが、以前問題だった記憶はない。

後、Dxpressの最大の売りは屋上プールではないだろうか?

うまい具合に見通しが良く、3つ星にしてはなかなかの眺望が。

そんなバランスの取れたDxpress、最後に所在を載せておく。


まあ、時と場合によって使い分ければよいだろう。
後は、人それぞれの財政的事情を加味し選考すればよい。
このソイはサードロードにもセントラルロードにも接続するのだが、交通量はそれほど多くなく、まだ比較的静寂なソイだ。

ソイブッカオにも枝道を駆使すれば、幾通りもの方法で接続でき、周りにマッサ、床屋,洗濯屋、コンビニもバイクで1分、向かいに控えめで静かなバーまであり。。
且つ、静かな周辺環境で居住設備は清潔で良好、運営も大丈夫。
予算によって廉価盤、通常版、アッパーミドル版の3種をご用意、滞在クラスを問わず、屋上プール利用可能、おまけに受付嬢は2重丸。。

こんなバランスが取れた宿は珍しく、故に恒常的に人気なのだろう。
付近の建設工事は一時的な懸念事項だが、それを除けば誰にとっても定宿になりうるのではないか?

ドクダミ荘的なPSアパートメント、秀逸3.5星Dxpressともに頭の片隅に入れておいても良いだろう。