まもなく11月も終了する。
季節の暦も一つ進み、我が祖国は冷え込んでいるようだ。
その為か?この季節になると、同胞からきまってよく訊かれる質問がある。
パタヤってどうですか? タイはそんなに面白いのですか??

冬が近づくと誰だって温暖な気候、降り注ぐ陽光や開放的な雰囲気が恋しくなる。
そんな心理がはたらき、東南アジアの名だたる観光都市に対する興味が掻きたてられるのだろう。

パタヤのシンボルのビーチロードだが、夕方から夜間は屈指の渋滞スポットになってしまう

それで一体、なんて答えれば良いのだろうか?
良いトコだよ!か? それともどこも一緒だよ、他と変わらないよ! とでも言えば良いのか?

勿論、このような所も沢山有りますが、、それは否定しません。だってコレが基幹産業なんだもん。。しかし、それだけではないのもパタヤだ

妙案は未だ思いつかない、親愛なる読者諸兄はいかがだろう?
第一、一言で応えるにはボリュームを概要も大き過ぎる。
それを確かめる方法はただ一つ、実際に自身で行ってみる他ない。

昼間っからトンデモナイ格好のご婦人方が溢れるビアバーがある一方、敬虔な仏教国の側面も随所に。。これを一言で言おうとすれば、、酷く混乱するだけだ

しかし、誰にも最初があり、、その最初が訪れるまでは。。
そんな当然の疑問に少しでもと考え、パタヤの日常風景の記事の再掲をすることにした。

パタヤの日常風景 パタヤって結局どんなとこ?の前記事はこちら

撮りためた膨大な画像データから少数を選ぶことは難しい。
的を絞るために過去半年以内の画像を選んでみるが、一部は他記事からの再掲になることを断っておこう。

ではいってみよう!

元は寂れた漁村だったというが。。。パタヤ市街を離れ、海岸線を南北に暫く走れば、その名残を見つけることもできる  ナクルア漁港桟橋から

外国人向けの物件が林立していく一方、それを支える地元民も混住していて、雑多で猥雑感が色濃い街並み。。街の外観には、断じてリーゾート感はない。。

セントラルパタヤから海岸線方面を望む 特徴的なデザインの高層コンドミニアム セントリックシーパタヤとサイアムサイアムホテルが見える

当のパタヤ特別市だって黙って手をこまねいているわけではない。人口集中によって山積する都市問題には対応しているが、ただ劣勢なだけだ。 上はパタヤのシンボル的ショットになるプラタムナックヒルのパタヤサイン。現場は遊歩道が整備されていて夜景も素晴らしいが、訪れるなら夜間は安全に注意してほしい

公称25万人の人口のパタヤ特別市だが、ここに年間1000万人を集客する。一般に評判のあまりよろしくないタイの官憲だが、何よりも対外的なイメージが最重要な国際的観光地のパタヤ。意外にも一過性の善良な観光客に対しては結構優しい。ツーリストポリスの出陣式か? 彼らは本気、、のように見える。が。。

その1000万人の来訪者の内訳はというと、、近年のメジャー勢力を順にいくと、、あまりうまく泳げないので干潮時にしか現れない中国人団体観光客や。。

近年、急速に増加しているインド人観光客達。それに伴いインド系サービスも急拡充だ。写真は去年は無かったチャイを供するワルンに群がるインド人。果たしてお味はいかに?

新興勢力第三位のロシアからも来訪者は多い。10年前の原油高に押された彼らだが、今では原油安のせいか、多少おとなしくなっている。
写真はビーチロードをぞろぞろ連れ立って歩くロシアの水兵達。30km南方のサタヒップには軍港があり他国海軍の艦船も頻繁に入港するようだ。大丈夫か? こんなトコに来て!後で脱走したくならないのか?

勿論、唯一無二の旧メジャー勢力だったファラン達も(西洋人を指す蔑称的ニュアンスも多少含むタイでの通称)健在だ。しかし、ここ1,2年のバーツ高により確実にその棲息数は減っている。近隣のカンボジア、ベトナムなどの新・新興国に相当数が流れ出ていると言われていて、タイ政府も危機感を感じているようだ

上の写真と全く違う日時、(約半年後)に撮影した写真がこれだが、、みてくれとやってることから同一人物達だと私はふんでいる。一度嵌まると中々抜け出せないのがパタヤだ。蟻地獄パタヤと言われる所以だ。実際、この地で人生を終える来訪者は少なくない

世界中から観光客を惹きつけ続ける為に、通年でイベントを間断なく打ち続けるパタヤ市。トランスジェンダー関連の祭典などは世界的な知名度を持つ。画像は封切りに合わせた新作映画キャンペーンか?

同時に有数な農業国のタイ王国だが、パタヤ郊外も例外ではない。各種野菜はもとより、スイカやパイナップルなどの農作物の栽培地が広がっている

市場には通年でその時々のトロピカルフルーツが溢れている 写真はナクルアオールドマーケット

タイの国民的スイーツ カオニャオ(もち米)・マムアン(マンゴ)、、甘いココナッツクリームをかけて。。かけ過ぎると甘いので注意だ。

観光客向けに、豊富に産出される農産物を使った関連商品も多く、お土産天国でもある。

タイは第一次産業ばかりではない、第2次産業は近隣県に分厚く集積していて、、それに呼応するかのようにパタヤには第三次産業が盛ん。。Up to meなのか? 確かめたくなるような絶妙なネーミング。パタヤではお堅いことは抜きらしい。私はその直球勝負な所が大好きだけど、、貴方はどうだろう?

いろいろな顔を持つタイ王国だが、、美容整形大国と同時にマッサージ大国でもある。画像は一粒で二度美味しい私の馴染みの穴場だ

パタヤの日常風景風景 結局パタヤはこんなトコですけど その2へ続きます。