ここも以前から知ってはいたのだが、掲載が延び延びになっていた物件。
罪深い街パタヤのもっとも罪深いソイの一つ、ソイ6のど真ん中に位置する正統派ブリティッシュ・パブだ。

現場に辿り着くには、先ず耐え難い煩悩の疼きと闘わなければならない。それは昼間でも容赦はない

何故、こんな場所にあるのか? 最初は訝しんだが、よく考えれば当然の成り行きだ。
英国紳士達にとり、人生で必要不可欠なものとは?
先ずは上質な飯、そして上質なウイスキーと友人、そして最後は御婦人達との上質な交流のひとときだ。
これらが彼らにとって、何といっても男子たる者の正しい嗜みなのだ!
ソイ6、、それら全てが此処には揃っている、、それも完全に!
特に、昼夜を問わず、外に用意されている本物のデザート・セレクションの規模は圧巻だ!中に入ると、、店内は、意外な程、、ちゃんとしたパブの内装。
この手の文化に特に詳しくはない一般アジア人の私には、例えここが英国やオーストラリアだとしても違和感は感じないレベルの仕上がり。

紳士の社交場として欠かせないプールテーブルも勿論、本物だ。まさしく男たちのサロンと言った趣。パイントを味わい、葉巻でも燻らせながら。。。御婦人達をはべらかし。。仲間とおしゃべりに昂じて。。

済まないが、私はこの手の知識を持ち合わせていない。。
これらの様なデコールを、ヴィクトリア朝スタイルと言うのではなかったか?なんとも素晴らしい仕上がりのパブだが、供される飲食物も店舗内装にひけをとらずに秀逸だ。

今朝、頼んだのはアメリカンブレックファスト170バーツ、私はどうにもこのベイクドビーンズが好きではないのだが。。

店内は、ものの見事に!静かに過ごす男達だけだ。あまり写真撮影を続けるような雰囲気ではないので、メニュー写真はこのくらいに。

このQueen Victoria inn 名前の通りに Innとしても存在している。
掲示板に25部屋あると書いてあり、詳細はバースタッフまでとある。
さっと、見てみるとAgodaやBooking.comなどの予約サイトにも掲載されている。(一泊あたり2千円台から設定されているようだ)

Queen Victoria Innのサイトにも、関連情報があるのでこちらから。

室内は外の喧騒から隔絶されて、、落ち着いた静かな時間が流れる。

店内の掲示物を眺めていても良し、スマホを見ていても良し、(WIFIは強いが特別高速ではないようだが)勿論、外の食後のデザート達を品定めしていても良い

タイ王国にファラン達が本格的に浸透して一世紀余りか?
有名なアンナと王様、当時のタイ王国国王チュラロンコーン王・ラマ5世に仕えた英国夫人の家庭教師の実話がベースの物語があるが、その頃から急速に近代西洋化の道に舵を切ったのは、同じアジアの国として我が国の歴史にも通じるところがある。

昼間からこんな物を飲むのも西洋化の一部なのだろうが。。我々にとって良い事なのか?どうかは不明だ

壁には、ビールが女性より勝れる15の理由とある。英国流の機知に富む提示も

その他、世界各地で活動する男たちが、ここで一時の安寧と、一杯のビールを求め、その印に置いて行ったのだろうか? 歴代の古い紙幣たちが飾られていた。その中には非常に古い紙幣も混じっている

外には、生の煩悩、欲望、騒音、夢、金、灼熱が渦巻く泣く子も黙るパタヤ・ソイ6だ。もし、それに多少なりとも疲れたのなら、一時的にフラッと立ち寄っても良いかもしれない。。。英国紳士は勿論、コーヒーも外さない。。上質な地の正統派ブランドのBon caféだ。こんな感じのソイ6の文字通りど真ん中に位置する正統派パブQueen Victoria、最後に所在を載せておくが、周りの光景に目を惹かれ過ぎ、しっかり見ていないと何故か、店舗自体が見つかり難いので注意して欲しい。

ざっとこんな感じだ。
もし、ノトリアスなソイ6巡りに疲れたら?
またはビールと欲望で膨れた腹が、そろそろ飲み物でなく食べ物を!
と文句を言い始めたら、それをなだめすかす為に利用してみても良いかも。

パブでこの記事を執筆中、旧英国植民地であったインド大陸からの観光客達が2階の方へ上がって行くのが良く散見された。
きっと、Queen victoria innの滞在客なのであろう。