終わりが見えず長引く自粛生活に辟易する毎日。
私のような者が正気を保てるのは、パタヤやバリ島等の逃げ場の存在によるところが大きい。(向こうに居る時はいる時で、日本と言う逃げ場が常にある訳だが。。)

現時点では、縋れる物にすがりつつ、心身を健康に保ち、なんとしても感染を避けて待つ他ない。

そんな訳で、パンデミック明けのパタヤ帰還を想像しながら関連情報を精査する毎日だ。
彼の地での楽しかった日々を振り返りながら、帰還後の計画を頭の中で描いてみる。

所在はパタヤ・セカンドロードのソイ17

外からは見え難く閉鎖されたラウンジ・スペースには、ゆったりと座れるチェアが所狭しと並べられている

いつになるかは皆目、見当もつかない次回のパタヤ帰還。
毎回のパタヤ帰還は常に感慨深いが、パンデミック後の今回はまた格別になる筈だ。
先ずは独りで冷たいビールとシーシャで祝おうと心に決め、ニヤつきながら悦に入っていて気が付いた。

パッと見たところ、未だに現在のパタヤでのシーシャ事情についての具体情報がない。
それならと、個人的には再掲載になるが、また挙げておこうと思い立った次第。

物件名はPrince Cafe & Shisha、サウスパタヤ地区のセカンドロード・ソイ17の路地を入った先にあり、ウオーキング・ストリートからも徒歩5分程。
元々、この辺りはパタヤのアラブエリア、猥雑でどこかエクゾチックな雰囲気が漂う。

電子タバコと同様に、現在のタイ王国ではシーシャ、即ち水パイプ=水タバコ=Hooka Pipeは非合法。

しかし、私の理解の及ぶ範囲外にある理由により、営業が許されているのがこの店だ。
店舗自体は、24時間年中無休を謳っているが、シーシャに関してはこれまた極めて変則的、流動的に営業している。
いわゆるこの国特有のグレーゾーン的営業のようだ。

狭い路地入口にひっそりと位置する

店舗外観はこの通り、半オープンのテラス席もあるが、外からは見えない造りになっている

例え店外に心を揺さぶるアノ芳香が漂っていても、店に着いたら先ずスタッフに、今日はシーシャは平気かと一言声を訊いて欲しい。
そうすれば、その時の状況によって可能か否かが判る。

しばしば、あと一時間でシーシャはダメになる(大概、午後6時頃)とか、今日は査察が有るから駄目、明日の朝9時に来い! (朝からシーシャ! 笑)
想像するに官憲絡みの何かしらの特別な理由で制限がかかることも多々ある。

因みにフレーバーは、基本アップル、グレープ、ミントの単体か、それらを任意でミックスすることが出来る。(配合比の指示も可能)
客層は、やはり中東系アラブ人やインド系がメイン、西洋人は見たことは無くアジア人は私だけ、それにその社会に戯れる若いタイ女子達。。

前述したように界隈はアラブ人街だ、夜間になると彼らのバイク暴走などの馬鹿げた狂宴が起きることもあるので注意が必要。
用が無ければ、わざわざ、あまり来たいとは思わないエリアだ。
しかし、パタヤのシーシャ営業は、未だに希少なのでそれも我慢する他ない。

そんなこともあり水面下でひっそりと繁盛していたこのPrince cafe & shishも、
昨年末に目出度く拡張工事を完了して、路地向いに3つ目のラウンジを開業した矢先、今回のコロナ災禍に呑み込まれてしまった。
WIFI環境も良く、夜な夜な怪しいアラブ人達が集まり、私のような根強い定常客も付き静かに賑わっていたのだが。。
3月半ばには縮小営業で、現在は営業停止中な筈。

5月も半ばを迎えつつあり、各国当局もアフターコロナの経済再開を模索しつつある。グレーゾーンのパタヤの当シーシャ店も、パタヤ再開の暁には今まで通りに営業を開始してくれることを願うばかりだ。