広大な群島国家のインドネシア共和国は人種、文化、言語、気候等、多様でで食文化も同様に多彩だ。バリ、ジャワ、スンダ、マルク、パダン、食材も色々あるが私個人は決して詳しくないので判断基準は、第一に味で、安全性、価格の妥当性、立地環境の順で選んでいる。今回はこの基準にバランスよく合致する地元秀逸店を紹介する。ワルン・カンポン
既にリーズナブルなチャイニーズインドネシアンとしてローカル、外国人を問わずよく利用されている。知る限り2店舗あり、ングライバイパス沿いの店舗が知られ、よく検索にもヒットするがもう一つの店舗は後発支店なのかイマイチ知名度が低いように感じる。この支店は通称タマングリアの通りを暫く登って行き路地を右折するだけだ。 

バイパスから1.5km位か?グルメ激戦区のタマングリア通りを登り進み数ある路地の1つを右折だ。この通りは、近年道路の傷みが進みすぎ、(モトクロスの練習に使えるレベル)バリのソイレンキーと言われるくらいのトンデモナイ悪路だったのだが、ようやく当局が全面補修した。(何故ここまで放置されたのかは謎だ。因みにパタヤのソイレンキーまだ放置状態だが。)

この看板が見えたら右折、周囲は閑静な住宅街だ。このエリアの路地は非常に似通っていて判別はほぼ不可能だが、それを見越してか路地入口に看板があるのでそれを目指せばよい。
その先100m程で右側にある。すぐに国旗と正体不明の果樹らしき樹木が目に入るはずだ。食べられないようだがたわわに実っている。

店舗入り口の小さな池に鯉。

中を進むと。
ホールを進み抜けるとこじんまりとした中庭がある。丘を登った住宅地にあり、涼しく静かで心なしか空気も綺麗に感じる。その為か、昼時になると観光産業に従事していると思われる身なりの良い勤め人達で賑わう。(集中する時間は避けることを薦めます。)
メニューはインドネシアン中華スタイルだ。内容、品数が多岐にわたりいつも暫く見入ってしまう。面白いのは注文は伝票とペンを渡され自分で記入するシステムで単価も書く欄があり合理的だ。言語バリア、カルチャラルギャップの為かウエイターを介すと、まだオーダーミスが日常的に頻発するバリ島の飲食業界。客個人の責任で記入し注文させ、文句は言わせないってことか。(それでもまだ想っていたものと違うものがまだ出てくる。泣 大概、客の書き方に問題があるのだが。) その他の特徴は若干、待つ時間が長い。週末の混雑時になると1時間以上待つことも。厨房内に人員はたくさん見えるが多品目、多人数では致し方ないのかもしれないが。それと明らかに価格設定が安価だ。上の画像を合わせても邦貨換算で2千円は超えず、ありがたいことだ。利用したことは無いが電話で出前サービスも対応だ。(恐らく、ある程度のインドネシア語が必要だろうが)

下にバイパス沿いの1号店?の所在を補足する、構成は同じでどちらでも用途に合う方を試してみてはいかがだろう。