今回挙げるのは、訪れた時期的な順序が前後する紅葉スポットだがどうかご容赦願いたい。
前記事の法多山尊永寺を訪れる10日ほど前に静岡県中部屈指の紅葉スポットである小国神社を訪れているので、そこを短く紹介しようと想う。
時系列的な順序に倣うなら、当然こちらの方を先に書くべきだったのは自明。
しかし、手持ちの静止画像データを既に消去していたので一旦スルーしていた。

燃えるようなという形容が正にピッタリな光景は、紅葉素人な私が見ても綺麗の一言。アクセス、規模、設備を考えると老若男女、誰もが簡単に楽しめる紅葉スポットであるのも、小国神社が人気の理由の一つだろう

前記事を書いているうちに、やはり小国神社も書くべきだと再考した次第だ。
ここで載せる静止画像のデータは、自前の動画データから抽出している点を御承知頂きたい。

さて、この小国神社(おくに神社と読む)は静岡県中部の周智郡森町一之宮にある。
第二東名からもほど近く、縁結び、厄除祈願、結婚式等を承っている神社だという。


他の寺社仏閣同様、山間部に有るので自家用車でのアクセスが現実的だ。
第2東名の遠州森町スマートインターから約5分、東名高速袋井インターから約30分程で特に難儀するような事はない。

補足として小国神社法多山尊永寺と同様に紅葉の名所として知られる油山寺も近隣にあるが私個人的には未だに未探査なので、ここでは述べるだけに留めておこうと想う。(来年には是非訪れてみたいと考えている。。)
全国に点在する他の紅葉スポット同様にハイシーズン、特に週末時などは非常に混雑し賑わう点は小国神社も同じ。
私の場合では11月中旬の快晴、土曜の午前9時に現場到着した時には至近の駐車場はほぼ満車。
昼前に現場を辞去する頃には、駐車場入場待ちの行列がナント5㎞程になっていた。
従って、もし訪れるのなら入念な計画策定を強く薦めたい。

境内や敷地のレイアウトには特に際立った特徴はないが、中規模の境内の中心を一宮川が貫いていて、そこを中心にモミジやイチョウが配置されている

私は未経験だが、小國神社では紅葉祭りやライトアップイベントも毎年行われていて、かなりの人気を博しているらしい。
これらについては当事者が発信する情報を直接見ておくのが最善だろう。

:遠江國一宮 小国神社のHPはこちら

個人的な感想だが自然な野山の紅葉スポットより、恐らく人為的にレイアウトされているであろう寺社仏閣の紅葉スポットの方がより絵映りが良い様な気がする。一言で言ってみるなら「そこら中がインスタ映えスポット」って感じ。。

週末などは県内外からモミジ目当てに訪れる人々が、至る所で熾烈なセルフィー合戦を繰り広げ、同時に大層な撮影機材を抱えたアマチュア写真家達による場所取りにも熱が入る

そんな訳で、今回は同地域の有力紅葉スポットを10日間ほどの時間をおいて2カ所を訪れたが、紅葉スポットとしてはどちらも甲乙つけがたい。

文中で述べた油山寺を含め、法多山尊永寺、小国神社ともに互いに直径20㎞程の円内に収まり、地理的な距離だけを考えれば全てを一日で訪れることは出来るだろう。
しかし、紅葉最盛期は何処も大盛況。
特に秋晴れ晴天時は見物客が集中するので早起きは必至。
それでなければ混雑地獄に叩き込まれ、モミジの朱色より前の車のブレーキランプを長時間眺めるハメになるだろう。
良く行っても日に一カ所、それが現実的だ。。

午前でも遅くなると、控えめに言ってもこの通り。。これが午後になると、私なら辞めておく。。

美しい紅葉を愛でるのは日本観光の目玉の一つで、私の本来の活動エリアである東南アジア地域では望むべくもない。
コロナ渦とは言え、その僥倖に恵まれたことは純粋に嬉しい。
可能なら何度でもやってみたい。
しかし、紅葉見物はハッキリ言うと非常に疲れる大変なイベントだ。
晩秋から初冬にかけて日本各地で愉しむことが出来る紅葉。。
ご利用は計画的に。。