パンデミック第4波、最近のコロナウイルス変異株の広がりは不気味だ。
今からちょうど一年前、世界が何に対峙しているかよく判っていなかった頃が思い出される。
感染力が強くうつりやすいのなら、本当は銭湯など言っている場合では無いのかもしれないが。。
特に新規感染者数が2日連続で1000人超えの大阪はヤバそうだ。
年初、私は大阪滞在を計画していたのだが、周知のとおり年明け早々に発布された緊急事態宣言によりGoToトラベル事業が頓挫し、私の計画もあえなく潰えた。
東京の下町同様、大阪の難波や天王寺周辺には地元民向けかと思しき小さな銭湯や飯屋が目白押し。
:関連記事 東京下町浅草5丁目の鶴の湯はこちら
昭和の香りが未だ色濃く残り、ローカルな庶民文化を覗くにはうってつけだ。
まして私には馴染みのない関西地方、興味は尽きない。。
そんな経緯で大阪を再トライすべく、先月の大阪の制限緩和を受けGWに予定を入れておいたのだが。。
忌々しい事にどうやらまたキャンセル必至の様相だ。。
またかよ大阪よ、頭に来る!
しかし、私も東南アジアで経験を積んだノマドの端くれだ。
予定変更の一つや二つでイチイチ腐っては居られない。
そんな訳で最近は近距離圏内を動き回りラーメンや風呂なり、またはその他の被写体を精力的に追っている。
地方都市の物件では時間を選べば3密は成立せず、コロナの脅威はさほど感じない。。
逆に平時より人出が少なく非常に快適、おそらくは安全でもあろう。
では本題に入ろう。
今回は静岡県焼津市にある公共施設、焼津市勤労会館サンライフ焼津の黒潮温泉を紹介する。
公共施設なので、どうせ全国各地にあるようなゴミ焼却の廃熱利用による沸かし湯だろうとタカをくくるなかれ。。
地下1500mから自噴し、海水の半分の塩分濃度を持つ天然温泉だ。
施設内には温泉の他に会議室、トレーニングジム、カフェ、売店、マッサージまで完備。
利用料金も良心的なレベル、因みに入浴料は大人一名510円/回。
営業時間は午前9時から午後8時30分 休館日は毎週月曜と不定期の休館日がある場合はHPに告知される。
施設概要や利用案内はこちらでみて欲しい。
所在は焼津漁港前の幹線道路沿いでJR焼津駅からも徒歩圏内。
焼津観光の目玉の一つである焼津魚センターからは車で10分以内。
肝心の風呂設備は既存のスーパー銭湯に近く、内湯外湯2部構成。
脱衣所ロッカー設備も含めて清潔に保たれ、感染対策も執られている。
湯の感触は柔らかく微小な刺激を感じるが、これは海水が混じっているからかもしれない。
私には鉄系を連想させる匂いがする。
湯音は内湯が42度前後、外湯が40度そこそこで長湯にはピッタリ。
ボディーソープとリンスインシャンプ―は備え付け。
コロナパンデミックもあり黙浴が推奨され、皆さん黙って快適に長湯を愉しんでいる。
省庁が執り行う全国温泉総選挙なるモノのリフレッシュ部門で、焼津黒潮温泉は2年連続でナンバーワンだとの記述も掲げられている。
そつがなく纏っている当該施設だが、ジャクジーやサウナ施設は有りません。
東西に長い静岡県を通過する際に、国内有数の漁業基地でもある焼津で旨い魚でも食べて手軽に安く一風呂浴びても罰は当たるまい。
東名焼津インターからでも所要時間は15分も有れば十分だろう。
機会が有れば是非、浸かって行って欲しい。
冬季などは本当に温まりますよ!