皆さんはアイスクリームは好きだろうか?
アイスクリーム、ソフトクリーム、アイスキャンディー、氷菓と種別は色々あるが、我々の言う俗称/総称としてアイスだ。
私は既にアイスがどうのこうのと言う齢ではないが、美味しい食事やコーヒーの後には機会が有れば外さない事にしている。
時として困難を感じることが多い人生、一時の些細な愉しみを見つけられるのならそれを味わっても誰も文句は言わないだろうという信条を持っているからだ。

見ての通り店内には華やかな受賞歴を誇示する展示が。。。アイスクリームの本場の欧州での受賞だ。。美味くない訳はない

そんな訳で、西洋人と行動を共にすることが多い在外時は言うに及ばず、商品開発が増々先鋭化している日本のコンビニアイス等も普段からよく食べている。。
そんなアイスマニアの私が先週、何の前知識も持たず偶然見つけた有力店を紹介する。
京都三条商店街堀川の通り寄りにあるPremarche Gelateria プレマルシェ・ジェラテリアだ。

ある日、腹を空かせて昼飯を漁っていた時のこと。
外食の習慣がしっかりと根付いている京都の人達に交じり、観光客向けでない彼らの普段使いの店を物色していて ”前代未聞 ジェラート国際コンテスト3年入賞 ” という店内表示が目に付いた。
そんな事を言われたら、みすみす素通りは出来まい。。。
昼飯を手早く済ませて、早速現場に戻ってみた。。

店舗内外観は商店街のお洒落なカフェ系。
アイス屋としては珍しい食券券売機。
シングルカップ1フレーバーが500円、2フレーバーが600円。
ヴィーガン系ニーズにも対応。。
他にオーガニックな食材販売、カフェとしても営業している様だが、今回の私はあくまでもアイスの賞味だけが感心だ。

:プレマルシェ・ジェラテリアの詳細はこちらから

勿論、2フレーバ―600円で。。
ここで選択肢を一瞥して問題が。。
マズい! メニューが魅力的過ぎる。。
慇懃な店員さんはスクープを持って構えていてくれる。。
ここで打算的にパッと決めてしまう事も出来たが。。
しっかりと考えられた様に見えるメニューの構成や詳細な説明を目にした以上、それに正対して熟考するのが筋だと感じた。

判るだろうかこの気持ち?
あの明らかに全品が美味そうな数あるフレーバーの中から、その時の懐が許す限りの一品(或いは3品かも)を選ぶわくわく感。。
あのほぼ約束された至福の時に至る過程もコストに入っている。。

それで店員さんに悪いが時間をかけるつもりなので、暫くほっといてくれるように頼んだ。
勿論それは快諾され、優に20分程の時間をかけて私が選んだのはベルギーダッチダークカカオ&チョコとカシスオレンジハニー。。

結果は? ここでは敢えて触れない。。
欧州、北米、オセアニア、そして勿論アジアで長年食べ続けてきた食後のアイス。
一つだけ言えるのは、人気ジェラート店にありがちなケチなカップサイズに近いにも関わらず、全部食べた時にもっと食べたいとは感じなかったことだ。。
これは初めての経験。。

考えられる理由は不味くてもう欲しくないって訳か?
美味すぎてもう満足って事の二通り。。
その謎解きは、機会が有った時にご自身でどうぞ。。
店舗HPによると京都三条本店の他、東京中目黒駅前にも支店がある様だ。
コロナパンデミックの影響でテイスティング、地方発送、営業形態に若干の変更があるとの表示が出ていたので、来訪前に確認をした方が無難だろう。