私がいつも見知らぬ土地を訪れるたびに繰り返している些細な楽しみが一つある。
その土地の文化や法体系、または税制等によって必ずしも毎回それにありつけるとは限らないが水タバコを吸えるカフェを探すのだ。(Shisha,Hookah等、幾つかの呼び名がある。。)

かつては数十年クラスの喫煙者だった私も、バンコクの高級私立病院にて禁煙に成功して以来、タバコとは無縁(無煙か?)の生活が10年以上続いている。

何故タバコを辞められたかって??? 当時、認可されたばかりの禁煙治療薬の効き目もさることながら、私がタバコを辞めた理由はコレです。。気の置けない友人達とやる波乗りだ。水の中でもがく時に痛めつけられる肺。ニコチンやタールを入れる余分なスペースなどない事に身をもって気付かされたってワケだ。

そのとうの昔に辞めた悪習だが、たまにシーシャの甘い芳香を燻らすのは自らに許すことにしている。(肺までは吸い込んではいないつもりだが、効果は未知数。。笑)

そして前回訪れた京都で非常に優れたシーシャ店を見つけたので紹介する。
店舗名はShisha Cafe&Bar SEKIZ (セキットと読むと想う。。)
店主は日本語が達者なトルコ人男性。
所在は京都JR二条駅から徒歩2~3分、二条城からも徒歩圏内だ。


水タバコと言えばインドが発祥と言われるが、現代では主流のアラブ系文化圏以外でも欧米、アジアと広く普及している。
地理的にアラブ文化圏に近く、いわゆる東西の文化が交わる要衝の地トルコでもシーシャは独自の発展を遂げているという。

何処かで見た感じの非常に大柄の外国人客の姿が。。。テレビで見たことのある顔とだけ言っておこう。。

この立地条件の良い場所に店を構える店主、歯切れのよい日本語、英語、トルコ語を駆使して店を切り盛りしている。
最初はシステムや値段的は判りにくいかもしれないが、日本語でちゃんと説明してもらえる問題はないだろう。。(概ね、一人一服3000円位/ノンアル系お茶がおかわり自由)
現在はコロナパンデミックの営業規制が撤廃されている京都市。
営業詳細は事前に確認して欲しい。

店舗インスタはこちらから

主にシーシャ系ラウンジとして営業しているので、エキゾチックなティー、酒、チャイ等は勿論、トルコ・コーヒーもあるが食べ物は少ない。。
我々の味覚の範疇を超えたまさにエキゾチックな、甘い不思議な風味のお茶と無数の特性ミックスフレーバー・シーシャはたまらない。。
この店の非常に優れた特徴は、シーシャのテイスティングが出来る事だ。
それも数十種類。。
小さく小分けにされたシーシャ葉を延々と嗅ぎながら選ぶわけだが、どれも考え抜かれた配合で心が揺さぶられる芳香を放っているので選ぶのに特に難儀する。
お茶を飲みながらその日の気分に合わせて選ぶの訳だが、私はその作業を楽しみながら毎回、半時間程を費やしている。

最近は我が国でも大都市圏を中心にシーシャ系店舗は花盛り。
SEKIZは本国トルコからのシーシャ葉輸入も手掛けている。
とにかく、自信を持ってお薦めできる店だ。
興味があれば二条城参拝の折にでも、ソファーにもたれてマッタリとしてみるのも良いかもしれない。