今年も残すところ2か月を切り、朝夕はめっきりと冷える様になってきた。
次第に木々の葉は色づき始め、温泉に浸かるには良い季節なのは今更言うまでもない。
本来は灼熱のアジアで活動し、長い間温泉とは無縁の生活を送ってきた私だが。。
母国にて足止めを喰って2度目の冬が訪れようとしている。
この間、ふとした思い付きで始めた銭湯風呂巡りだが、今では嘆かわしい事にかなりの風呂通なってしまった。。

露天風呂は各地に無数にある。しかし、露天風呂は視界が閉ざされ隔絶された環境にあるのが通例。露店、且つ眺望がひらける風呂は珍しい。。。

今回の物件は私個人のお気に入り。
出来ればこのまま黙っているべきなのだが。。。

首都圏からの日帰り圏内で人気の高原観光地、蓼科温泉にある小斉の湯。
日本有数の高原絶景ドライブルートのビーナスライン沿いに在る隠れた日帰り温泉だ。
以前は民宿として営業していたらしいがそれを廃業し、現在は日帰りの湯として湯治客を受け入れているようだ。

小斉の湯HPはこちら

地味な営業形態だが、私が見た感じではリピーターが多い様に見受けられる。
因みに小斉の湯は(こさいのゆ)と読むそうだ。
所在を下に。。

長野県茅野市と白樺湖八子ヶ峰を結ぶ県道192号線沿いに立地し、蓼科湖から上がること1㎞程か? 日帰り入浴の看板が目印。
県道から敷地内を50m程入ると広い駐車スペースに行きつく。
山の斜面に母屋と離れが立体的に廊下で繋がる造りで、結構な敷地面積がある。
母屋で料金を払い、(日帰り入浴は6~700円程)階段を上がり廊下へ出る。
伝って行くと幾つかの風呂と脱衣所があるので随意で選らべば良い。
眺めが良いのは一番奥の露天風呂だ。

コンクリート打ちっぱなしっぽい浴槽が2つ。源泉から湯が絶えず供給されている為、湯音はかなり高い。冷水パイプが有り自由に湯温調節するシステムだが、冷水の蛇口を閉めることを忘れずに。。

頭上にもみじ、正面下方には蓼科湖が見える。
ビーナスラインが丘陵を下に延びていく。。
ちょうど今頃は蓼科高原は紅葉が燃えている筈。
眺めは素晴らしい筈だ。

私は今年、初夏から初秋にかけて数回利用しているが独湯になることも多く、この通り控えめな写真まで録ってしまっている。簡単なドライアー、ポンプソープ、シャンプーも備えて在り、未確認だがタオル類の貸し出しも有りそうだ。

最後にこの湯に浸かったのは今から一月程前。
都合がつけば明日にでも行きたい。
営業時間は、HPによると9~21時頃、年中無休とあるが、遠路はるばる訪れるなら確認するのが念の為だろう。
都合がつくなら、信州で紅葉風呂など如何だろう?