最近、自他ともに認めるラーメン好きの私。
そんなに食べているつもりは毛頭ないが。。
振り返ってみると、さっきは2杯食べた。
昨晩はお気に入り店が混んでいて入れず。。
その前は台湾ラーメンで。。。
もしかすると、客観的に言うならば本当にデイリーベースで食べているかもしれない。

餃子の王将の日本ラーメン。。最近トレンドの豚骨や魚介ではなく、しっかり出汁のきいたクリアスープに後入れかつお削り節、そして適正の分量。アクセントに柚子が控えめに少し載っているので、軽く混ぜても良し、嫌なら取り除いても。。。。何だかんだ言っても、この原点みたいな拉麵が一番旨かったりして。。本当に。。

ラーメン屋で働いている私の知人は気の毒な事に痛風を患ってしまった。
聞くところによると、それは地獄の苦しみらしい。。
そして医者から、栄養学的に見てラーメンは毒なのでとドクターストップがかけられてしまった。
それ以来、本人は一杯も食べていないというが。。

”おい! 毎日あんなに沢山自分で作っといて、それは体に毒だから絶対食べないって。。一体、どういうことだ?”

彼曰く、彼の担当医もラーメンは一切食べていないという。。
なんだかあの汗と努力と旨味の結晶たるスープがたいそう体に悪いらしい。。
そりゃ、油と塩と悪玉コレステロールはタンマリと入っているだろう。。

しかし、ラーメンの無い人生なんて! 半分以上終わったも同然だ。。
ラーメンは今や国民食、いや、とっくに完全な国際食だ。。
私の主な活動域の東南アジアにも、パンデミック前までは有名店がかなり進出していた。。

拉麵と並び中華系食文化圏には必ずある焼きそば。インドネシアではミーゴレン、タイではパッタイ等がある。画像は餃子の王将辛い麻辣ソース焼きそば。。こいつは辛さに慣れた私でも辛かった。。

近い将来、首尾よく東南アジア帰還が叶ったら。
定例の健康チェックと血液検査を遂行し、どれだけ体にラーメンが影響を及ぼしたかをこの目で見てやるつもりだ。(勿論、その時はこの場で報告する。。)

今更ながら嵌まった餃子の王将。今迄は全国展開するチェーン店なんかに本当に旨い物がある訳ないと一度も食べてこなかった私。あるのは不味くはないが、画一化された定量的な味だと固く信じていた。食わず嫌いとはこの事だ。。今回の初体験後、その旨さに驚きつつ、反省しながら王将で3日間で4回食べていたら、店員のオネーさんが話しかけて来てくれて。。それで初めて気が付いたこの事実。。ここがまさに王将発祥の地だった。。

そう、今から数か月前の初夏の頃、京都観光に忙しかったある日の夕刻のこと。
その日は撮影機材を担ぎ、京都伏見の丘陵から灼熱の平安神宮へと歩き回って疲労困憊していた。
歩数計では優に歩行距離20kmを超え、後は冷えたビールと夕飯と水風呂はだけだと京都市内の交通の要衝、四条大宮をヘロヘロとうろついていた。

なにやらごちゃごちゃと飲食店があるが見慣れた看板が目に入る。。食の京都でわざわざ全国チェーンに入るのも気がかなり退けたが、疲労とウインドウ越に見えたジョッキに入った黄金色の何かに負けて入ったら運の付き。王将マジックに絡めとられてしまった

店内を一瞥すると当時のコロナ営業自粛の影響もあり、店内客よりテイクアウト客が行列に成っている。

(今振り返るならば、この後に来ることになる阿鼻叫喚のパンデミック第5波に向っていく前夜だった)

ほぼ満席だったが、カウンター席に何とか潜り込んでまずは肉と餃子とビール。。
メニューは比較的低価格に収斂している。
そして、やはり餃子に絶対的な自信が有る為か?

気に入らなかったら喜んでやり直す事を厭わないので、細かい要望が有れば何なりと申し付けて欲しいとの表示に気が付いた。

そしてほぼすべての客が大なり小なり餃子をオーダーしている。。
餃子担当の厨房員は大車輪の大忙し、次から次干支オーダーが数珠つなぎ。。
そして暫く待つこと時間をかけて出てきた餃子のお味はパリッパリの香ばしい美味餃子。。
すかさずニンニク増しモデルを追加したほどだ。

疲れた時ほど肉が食べたくなる。。これはタンだったか?ハツだったか?どちらにしても期待通りの食感でこれも満足だ。廉価版中華と言えど侮れず。そりゃ、安いに越したことはない。。

食前に餃子だけで12個、それに肉とビール。。
灼熱の京都盆地歩きに消耗しているので、これでもまだ足りない。。
ここで好物のラーメンと2杯目のビールで良しとする。。

:餃子の王将 日本ラーメンについてはこちら

油物ばかりではいささか食傷してしまうので、迷わずサッパリ系の日本ラーメンを選んでこれも大当たり。
白醤油の薄味に出汁がしっかりと効き、追い削り節が付いてくる。。
出汁の旨味に目がない私は迷わず全量投入。
スープを何度も口に運び味わう。
途中で柚子を掻きまわし混ぜ合わせて味変。。
なるほど、まだ旨い。
大のラーメン好きの私でもそう感じた。。

これには後日談がある。
結局残りの京都滞在日程中、馬鹿らしくも毎日同じ店に通い食べ続けた。
(勿論、別メニューだが一日に2度、昼夜と入った日も)

それにも飽き足らずに、他県に移動しても王将で食べてみたのだが。。
意外な事にこれは全くの失望に終わったのだ。
確認の為に、異店舗を複数回試したが同様。。

餃子の王将はどうやら店舗ごとの個性が有るらしい。。
一般に画一化、同質性を売りとするFC系飲食店では異色じゃないか?
それと同時に餃子の王将第一号店が特別の存在だったのかもしれない。。
石碑でそう謳っているには訳があるってことか。。
店員さんの表情も心なしか自信が感じられる様な気がした。
皆さんはどう思うだろうか?