タイ王国の非常事態宣言の三度目の延長措置も決定されたとの知らせが届いているが、ポジティブなニュースも幾つか届いている。
タイエア―アジアが、国内の全てのルートとそのフライトを7月期に再開するという。
本日午後にアナウンスされた対象は国内25路線、計23の地域。
タイエア―アジアのCEOの談話によると、同社は5月期から再開準備を進めてきたが、Covid-19とタイ国内の情勢が整いつつある現時点で、国内観光の再開を促進する為に7月の運航開始を決定したという。
再開ルートは、チェンマイーハートヤイ、チェンマイーパタヤ、ハートヤイーパタヤ、コンケンーハートヤイ等の路線を含み、計25路線、毎日68便(往復)になる模様。
同社は、搭乗客と同社従業員に対する安全策として可能な限り全ての手段を執るとし、搭乗時や運行中の衛生基準の維持に努めると同氏が続ける。
これには機内空気の濾過フィルターとスクリーニング措置も含まれると。
AOT(タイ航空公社)がFBで明らかにした再開する国内空港は下記の6空港になる。
・ドンムアン空港
・プーケット空港
・チェンマイ空港
・ハートヤイ空港
・チェンライ空港
・スワンナプーム空港
:上記の全ての空港は国際空港でもある。
まあ以前からアナウンスされてきた通り、少しずつ民間商業便を再開しつつ、後の国際便の運航再開に繋げていく心算なのだろう。
数々の国難を経てきたタイ王国だが、今回は何時になく堅実な対応を見せたタイ政府。
Covid-19の感染抑制に関する限り、国としては最上位の成績との呼び声もある中、国境開放についてもやはり慎重な身丈を堅持するのだろう。
一説によると商業閉鎖やロックダウンに起因して自ら命を絶ったタイ国民の数が、公式のCovid-19による死者をかなり早い段階で上回っていたとの話も耳にしている。
国全体が多大な犠牲を払い、やっとここまで来たのだ。
その成果が台無しにならない事を祈るばかり、そして一日も早くその慎み深く心籠ったワイで我々を迎えて欲しい。