依然として世界中で継続する入国制限。
近年、加速度的に進行したグローバリゼーションによってもたらされた利便性と汎用性に酔いしれ、油断し慢心していたらこの有様だ。
まるでタクシーに乗るように航空機に搭乗し、好きな時に国境や大陸大海を渡る2020年代前半の旅行の手軽さが、僅か数週間で大航海時代(我々には江戸時代か?)のそれ並みの難しさになってしまった。
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現状では、一般平民にとって海外旅行など夢のまた夢。。
我々に出来ることと言えば。。
幸い、現代の魔法のインターネットはまだ残っている。
それを駆使して旅情を慰めるぐらいか?
そんな毎日を送っている私だが、最近、バンコク市内で活動中の知人のボヤキが耳に入ったので少しお届けする。
古典的な料金メーターが改造されたタクシーに出くわしたというのがその顛末。
その哀れな御仁曰く、バンコク屈指の国際的エリアのスクンビット通りからタクシーに乗りドンムアン空港に向かったという。
バンコクに慣れた旅行者なら幾度とこなす定番ルートで、渋滞を除いた所要時間は30分、走行距離は20km程で、適正料金は高速代を入れても300バーツ前後ってところ。
しかしその知人は、途中で料金メーターの微妙な異変に気付いたという。
数字の進みの早いケチで古典的な改造メーターだ。。
その進み具合がまた憎らしく、微妙な割り増しになるように調整されているらしい。
正規の料金の5倍や10倍と言う法外な表示ではなく、あくまでも控えめな増量らしい。
結果、表示された料金は700バーツ程だったらしい。
空港行で時間的猶予が無く、後腐れのない出国間際の外国人をターゲットとする古典的な手法。
たかが数百バーツの不正だが、出くわせばその都度、頭に来ることは請け合い。
まして、こんなロックダウン時に彼の地に滞在する外国人はアマチュアではない。
そうそう舐められて黙っているのもな。
そこですかさずスマホを取り出し、車内の関連情報を撮影して交渉開始。
何とか500バーツまで下げさせてから、捨て台詞を残し降車と相成ったらしい。
これらの不正の対応策はあまり多くない。
最も初歩的なのは適正料金の把握、車両情報の撮影、後は交渉力辺りと毅然とした態度位なものか?
必要なら当局に通報する位の勇気と時間的猶予も。
しかし、逆上されても危険なので的確な状況判断はいうに及ばず。。
それにしても、ターボメーターにターボスイッチか! 笑
タイの運輸当局もバンコクのタクシーのイメージ改善に取り組んではいるようだが。。効果は限定的なものに留まっているのが現状。。
コロナ災禍で彼らも必死なのは判るが。。
バンコクのタクシー。
先ず、到着直後に空港から利用する事もあろう。
バンコク市街地まで200~500バーツも有れば足りる筈。
それだけ知っておくだけで、意味は分かる筈だ。
後はスマホのマップ起動と、万が一、後の追跡に車両情報の撮影か?
この位でも充分な防御策になろうかと思う。
時折、女性客向けのハラスメントや荷物の強奪などもあるらしい。
充分に注意して欲しい。
タクシーアプリも現実的な選択肢だ。