我が国は静かな国内の活動再開ムードに湧いているが、国を跨ぐ移動の再開への見通しは依然として遠い。
よって、未だネット情報をヘビーに見漁る毎日だが、今回も興味を惹かれたニュースを挙げよう。

先日、タイのインターネット・サービスプロバイダー通信大手 True Onlineが、おそらく世界最大のポルノサイトPornHubのアクセスを遮断したというニュースが出ていた。
そのポーンハブをめぐっては、3月期だったか?コロナパンデミックが欧州に飛び火をしてイタリアなどで猛威を振るい始めた時に、都市封鎖に追い込まれた哀れな国民を応援すべく、その有料サイトのアクセスを一般に開放した措置が話題になっていた。。

(みんなでエロサイトでも視て、お家で大人しくしようと言う画期的なキャンペーンだった)

今回、タイのネット通信大手が同ポルノサイトのアクセスを遮断した経緯は、そのサイトが単純に不適切と判断されたと言うのがその理由。
タイでは、現在もポルノグラフィーは非合法とされている。
しかし、この件は過去に時折、政府の表向きの規制の対象になってはいたが、同時に深遠で微妙な問題を孕むので、毎度、骨抜きでお座なりの措置で済んできたという。

そりゃそうだ! パタヤなどは、都市丸ごとが昼間っからリアルなR-18指定っぽい。いくらネット動画が一部の人の考えではエロ過ぎて不適切だからって、丸ごと遮断してしまえ!って根拠は説得力を持ち得ないであろう。
同時に近年の同国のネット検閲は、君主制に反対する意見などの監視に比重を移していると言われ(王室不敬罪に対する罰則は非常に厳しい)、当局自体はポルノグラフィーの摘発などには興味を失って久しいと言われている。

そんな中、今回の民間通信大手True OnlineによるPornHub遮断措置が執られたわけだが、その顛末が大変、面白いことに!
因みに私のもう一つの根城のインドネシア共和国では、近年、列記とした反ポルノ法が施行されており、その罰則規定は決して侮れないレベルだ。
同国内の大手通信キャリアでは、妖しくエロいネット情報へのアクセスは遮断されている。

話を元に戻すと、、そのPornHubアクセス遮断措置が招いたのは? 熱烈なPornHub支持者による即座の途轍もない大炎上だったらしい。 笑

その大騒ぎたるや、通信最大手のTrueも怖気づくほどの激烈な反響を引き起こし。。
そのユーザーのツイートを幾つか挙げてみると。。

一体、ポーンハブの何処が不適切なのか?」と言うマイルドなものから、
自宅内でもよおすのの何処が不適切なのか?」という至極当然のもの。
金を払っているのはこっちだ! 第一、アンタは俺らの親かよ!」っていう開き直り系や。
または「それならTrueは将来、従業員をすべて処女に入れ替えるべきだ」という過激な意見まで出る始末。

そして当初は無反応だったTrue側も、#SavePornhubというツイートが広まり、ユーザーが他社キャリア乗り換えをほのめかして反対機運が高まり始めると。。
さして時を置かずに敢え無く撃沈して措置の撤回を表明。
程なく間違えを認めて謝罪する結果に。
迅速に同サイトへのアクセスを再開して、アクセス不能者はカスタマーサービスでの対応を約束するというツイートを発信する始末を経て、ようやく事態は沈静化に向かったらしい。

普段は日の目を見ないポルノサイトのファンベースだが、なんとも熱烈で敬虔な支持層が分厚く集積していたことか! (それも知らない間に)
すべては密室の向こう側の出来事だが、しかし、それを決して笑ってはいけない!
以前、訊いた話だがウェブ上のトラフィックのかなり大きな部分はポルノサイトが占めているというし、当のPornHubは、You Tubeに次ぐ動画共有サイトだとも言われている。。

ここに幾つかのデータが有るのでついでに張ってみる。
PornHubを訪れる際の平均滞留時間の国別順位を表したグラフがある。
そして栄えある第一位は?

2019年度 我が王国の国民が素晴らしいスタミナを発揮して第一位を獲得した

11分21秒の最長平均滞留時間をマークしたタイ王国が堂々の第一位を獲得だ。
2位はフィリピン共和国、、我が国チームジャパンは2分程短く、残念なことにスタミナ不足を露呈して19位。

次はVRポルノの普及度を表したものが下のグラフ。
VR=Vurtual Reality のRelative Popularity=普及度と訳すのか?
このカテゴリーでもタイ王国は第一位をマーク。
我が国は何故か圏外?含まれていない。
これではIT大国の面目が丸つぶれだ。
我々は、ポルノユーザーの世界では時代遅れの田舎者なのか?

時代はVRらしい。我が祖国は時代遅れの静止画やアニメ動画などに固執しないで、次世代技術を充分に応用して更なる健闘が望まれる

続いて検索カテゴリーの上位ランキング。
検索ワード、カテゴリー、ポルノスター、検索トレンドになると。
結果は我が国の独壇場じゃないか?
同時にタイ王国も健闘している。
総じて東アジアの国々の活躍が見受けられる。

検索ワードはタイの圧勝、女優やトレンドワード、カテゴリーになると我が国が強い。特にコンテンツ関連になると人気の高さがうかがえる。

データは嘘をつかないのだ。。
タイ王国と我が国のポルノ大国ぶりが遺憾なく発揮されていて、私個人としても誠に嬉しく思う。

如何であろうか?
旅行解禁はまだまだ先のようだ?
こんな時こそ現代の魔術の恩恵に与るのも、適宜を得ていると言うものだろう。
スクリーンの向こう側に、ひと時の慰みを見出してみても何処からも文句は出まい。
幸い、我が国では通信遮断もされないようだし。
しかし、くれぐれも部屋の施錠を忘れずに!