普段は開放的な雰囲気で満ち溢れ、世界に存在する数々の諸問題とは表面上、切り離された別世界のパタヤだが。。
今回ばかりは、楽天的なタイ人気質をもってしても如何ともしがたく、その不可避な影響には身も竦む想いだろう。

普段は、車両や歩行者で満ち溢れ大混乱のセカンドロードだが、、この通りの様相で客待ちのタクシーが虚しく並んでいるだけだ。

我々、旅行者も同様で、最近の一番のトピックは己の手持ちの航空券や今度の予定ついてだ。
毎日、周囲から聞こえるファラン達の会話の殆どは、帰国便が無くなった、差し替え便が満席、帰ったら14日の強制隔離はどうしても避けたい等。。。
一旅行者としては何としても避けたい事態のオンパレード。。

心ウキウキでパタヤに入った時は、コロナ災禍など東アジアのどっかで起きている対岸の火事であった筈だったのだが、今ではファラン達の本国が主戦場だ。
影響は世界経済にまで及び、未だ終わりは見えずに何処か現実離れしていて悪夢か何かのように感じる。

そんなモヤモヤ感に覆われた今回のパタヤ滞在。
昨夜は、拭いきれない諦め感と脱力感と共に床に就いた訳だが。。
今朝、起床後にメールボックスを開けていきなり叩き起こされる羽目に。

キター‼!っと。。やはり来たか。。
ここの所、日に何度もフライトステイタス、残席状況、リンクされたメール受信箱を確認して警戒をしてはいたのだが。。
遂に私にも、コロナウイルスからの洗礼が届けられた。
手持ちのスクートバンコクー東京便がキャンセル、運航停止だ。スクートからの通達を流し読み。。
この場に及んで内容は、各社、程度の差こそあれ、皆同じようなもの。
搭乗の権利を後日に払い戻すか、そのままクレジットするか、何処もそんなところ。。
今回のコロナ特例措置としての対応はLCCとしては親切な方だ。そんなことより、事後策を早急に練らなければ。。
勿論、想定はしていたので代替便は軽く物色してはいた。
滞在国別による入国後の行動規制なども鑑み、間に第三国を挟んでの別ルートなんかも視てはいた。。(具体的には、今回の事態に優れた対応を見せたとされる台湾を経由する案だ)

しかし。。。

Tricy.comより記事画像を引用

現地の状況は急速に悪化している様でこれも難しくなってきた。
こんな状況なので、単純航程の中に複数のルートを入れるのは良いアイデアではない。
それなら融通の利くチョイお高めの筆頭レガシ―キャリアで、少しでも安心をとタイ国際航空にログイン。

一時期、あれだけ使ってマイルも相当数貯めては居たりしていたのだが、昨今のLCC攻勢に個人で抗うのは難しく、暫くのご無沙汰状態。。
見たところ、大幅な減便はあるものの人口800万を超える東南アジアの一大ハブ都市バンコクと落ち目とは言え、未だ北東アジアのメガ都市東京を結ぶ路線は機能しているようだ。
需要が急逼迫した欧州と中国本土間を結ぶルートのべらぼうな値段みたいなものは、全く見当たらず胸をなでおろした。それでも安心はできないので、これらの航空券に対する条件や発券コンディションに目を通すと。。購入後の色々な変更オプションが付与されている。。
しょうがないな、、これを買えるうちに確保しよう。。
座席選定プロセスの画面を見る限り座席の6割がたは埋まっているが、減便措置後にこれでは航空会社の方も辛いだろう。。
タイ在住邦人数が7万に達すると訊くが、その東京行き便でコレだ。
バンコク行は、コロナ入りかもしれない空気を載せて飛んでいくのか?
訊くところによると以後、日本からタイに入国するのは事実上、不可能に近くなりそうとの事。
私のもう一つの住処インドネシア共和国のバリ島ではビザ・オン・アライバルの発給も停止。
もう、既にほぼ入国禁止で非常に入りにくい。
今回、日本に入国したら次はいつになるのか全く見通しは立たない。
全く、トンデモナイことになったものだ。。

ソイブッカオ名物の100バーツマッサージの店舗群も全滅だ。可哀想に。。

中国共産党よ! 一言くらいなんか言って然るべきだと想うのだが?