個人体験型の旅行がすっかり定着するにつれ、東南アジア地域でレンタルバイクを利用する邦人観光客を多く散見されるようになってきた。ここタイでも然りだが当然最低限の注意は必要だ。

第三世界では道路上に何が出てくるかは予断を許さない、悪いことは言わない、ヘルメットをかぶることだ

先ず、有効な免許と妥当な運転技術は最低でも準備しよう。タイでも無免許運転の罰則規定が引き上げられたこともあるが、その前に運転するのは世界有数の交通事故大国だ!痛々しい事故は毎日起きている。

ちょうどこんな記事を最近見た。

バイクで開放的なビーチロードを走るのは気分が良いが。

即、命に係わるので、慣れないのなら辞めておいたほうが無難。それにバイクで少しコケただけで海外での医療費はトンデモナイことになる。よく膨大な医療費に耐え兼ね、クラウドファウンディングをする羽目になるファランの若者をメディア上で目にする。条件に合致する旅行保険も必要だろう。

次に首尾よくバイク利用を開始した後、ありがちなトラブルは大体、ガス欠、パンク、交通取り締まりの3つだろう。去年、とうに慣れた筈の私もちょっとした油断からタイでの初摘発の憂き目に遭った。 苦笑

その時の記事はこちらへ

そして、よく燃料表示計が故障していて気付かずにガス欠に見舞われるが、この場合の対処は自明なので割愛。やはりバイクに乗る以上、忘れた頃に襲ってくるパンクは防ぎようがなく毎回苛立たしい。何故か、遠出した時に起きる気がするのは私だけか?

一番楽なケースとして、パタヤのような市街地で日中にパンクを起こした場合は最寄りのバイク屋、街角バイク修理屋まで押して、(南国だ、腰にも良くないので、私は絶対やらない)あるいは低速で乗って持ち込むことになる。それか、便利な移動修理屋さんが何処からともなく現れることもある。

(夜間の場合は少々厄介で、盗難対策をして駐車後に翌日対応も考えなくてはいけないかもしれない)

何処にあるか?これも何故か、必要な時に近くに無い気がするのだが、それこそパタヤ、チェンマイなどの主要観光都市などには、何処にでも無数にある。パタヤではソイブッカオとサードロードの間、サードロード沿いによくある気がする。(ブッカオ常設市場の前のソイ19にも何軒かある)

普段からちゃんと営業していることの多い店をザっと頭に入れておくのがベターだ。パンクなどは外国人、ローカル分け隔てなく見舞われる日常の些細なトラブルだ、見舞われた時に近くの人に身振りかグーグルマップで訊けば良い。因みにパンクは英語でFlat tire, タイ語は自信は無いがバヤーンとか言った気がする。

タイアを取り外して作業するが、心配することは無くいつも意外と早く終わる。

何処でパンクするかによるが、遅かれ早かれ何とか修理屋に到達するだろう。向こうは慣れている、一目で事情を察するのでたいして言葉はいらない。時に長い距離をパンクしたまま走ると、内部のチューブだけに留まらずに外側タイアウオールまでダメージが及ぶことがあり交換するほかない。

ここまで行くと安全の為、交換したほうが良い。

そして、そこまで酷くない場合、インナーチューブのパッチ貼り付け修理か、新品交換を選ぶことになる。昔、やった自転車のパンク修理と同じ方法のパッチ修理もたいして時間もかからない。しかし、悪いことは言わない、安全の為に、概して50B程か?高くなる新品チューブ交換を奨める。値段はチューブ交換で150B位だ。

新品取り換えの方が当然、確実で短時間だ

(以前、2人乗りで高速走行中の友人のバイクの後輪がバーストし、瞬間的に空気が抜けて危うく対向車線に突っ込む寸前だったことが。パッチ修理箇所が剥がれたのが原因だった)

裂けたインナーチューブ、高速走行中だとかなり危険だ

新品取り換えの場合の希望をどう伝えるか? 店内を見回して大概、付近に陳列保管されている紙箱かビニール梱包されたインナーチューブを指すだけで良い。念の為、ロイ、ハーシーップ?150Bとでも訊きながら。大体、彼らは無口でただ頷くだけ、作業も手早い。先客の有無によるが、時に今やっている作業を止めて、先に取り掛かってくれることもある。所要時間は10-15分程だ。便宜を図ってくれたらちょっと多めのチップはマナーだと思う。(私は通常、40-60Bを渡している)

彼らの手際は良いが、タイア修理後の再組立てまでちゃんと見届けたほうが良い気がする

いつも素手を真っ黒にしながら、薄給にもかかわらず額に汗を浮かべて作業に当たってくれる若いお兄ちゃん達だ、済んだらちゃんとありがとうと伝えよう。