早いもので今年最初の波乗りを始めて60日が過ぎようとしているが、今シーズンを振り返ってみるとやはりハズレ年であった。’18年11-12月期も酷いものだとは聞いていたが、その傾向は今も続いているようだ。

先ず、フラットウイークが2-3回もありお手上げだった。厳密な意味でのフラットではなかったが、(辛うじてサーフィンは可能だ)故に混雑集中で非現実状態は変わらなかった。(穏やかな海況は海水浴には最適なのだが。。)次にクラシックなエクセレントコンディションが、僅かに1日だ。遠くの南氷洋から届く本格的な西215度、周期18秒以上のグランドスウェルがヒットしたのは一回だけ。気候変動の影響と言われているが定かではない。確かなのは以前はもっと来ていたという記憶だけだ。(確かに来てたよな、写真に残っている)

これは個人的な数字にも表れている。60日でのウエイブカウントがやはり低いままだ。現在でも総数390本と振るわない。以前は500本を超えていたのだが。。それに以前は一年に5本、6本と板も良く折れていた。現在では多少、お利口になったとは言えボードカウントは30本でほぼ足踏みだ。(お財布的には大助かりだが!)加えて近年は体重減少がない。以前は体重の10%近くが消失していたのだがな。。まあ加齢による体力減少に伴い、以前ほど無茶なセッションはもう多くはやらないがな。

今朝も明日、明後日に向かって減少傾向なので、ここに早い時間からサーファーが集中してご盛況だ。幸い、我々は日の出直後に充分に堪能し、混み始める前に終了だ。なんだか今シーズンを象徴しているような状況だ。

朝8時の時点で沖は井戸端会議状態だ。周知のとおり、公開競技とは言えサーフィンもオリンピック競技種目に加わる。同時にサーフ・マスツーリズムも花盛りだ。波がソコソコあれば、技量嗜好に応じて散らばるのだが、このように小さいと大混戦状態で毎日、沖は一触触発の緊張状態。誰だ、サーフィンはリラクゼーションだなんて言ったのは? そんなのは1970年代にとっくに終わっている。現在のサーフィン界は、実際のところトレスばかりだ。

愚痴を言っても始まらない、これからバリはゆっくりと乾季への移行シーズンへ突入する。これがまた侮れないシーズンだ。貿易風が入れ替わり始め、弱まり始めて混成風になる。よってはっきりしないがブキット半島の雨期、乾季スポット両方が稼働したりする。しかも、高周期サイズの乾季ウネリだだ。必然的に人的密度が減り快適な状況が生まれる。個人的には一番好きな時期だ。これから来訪する予定のある人は海況状況予報の把握にいつも以上に努めて良い波出来るだけ波を当てて欲しいと同胞として願うばかりだ。