快適な東南アジアでのサードワールド・リビング、(人によっては生き地獄を見ることもあるが!)滞在国を問わず、常に正式な滞在資格を保持するのは必須だ。これを怠ったり、軽視すると天国が地獄に早変わりすることもあるので注意が必要だ。仮に問題が起きても冷静に対処しなくてはならない。間違えても係官に文句を言ったり、実力行使に出たりしてはいけない。

先日、当地バリ島デンパサール国際空港で滞在期間が数十日の超過状態で出国を留め置かれた英国人中年女性が、搭乗便を乗り過ごしたことに激高し、イミグレ管理官に張り手を食らわしすったもんだだ。。拘束後、数か月間の収監の憂き目に。西洋型個人主義はわかるが一体?、、理解に苦しむな。現地の法律を尊重する気はさらさらないようだな!

インドネシア共和国、タイ王国を問わず、入国管理関係の施政は頻繁に変わるので日頃、常にアップデイトして各自で該当事項を理解しておこう。今回の私の滞在資格は短期観光ビザで初回入国後、30日間の滞在資格を保持でき、1度に限り更に30日の期間延長の権利が付与されているものだ。出国すると残存期間の如何にかかわらず資格効力は消滅する。

それで最初の滞在資格の30日が満了する前に、延長申請を済ませることが重要で通常、満期1週前に申請するようにしている。(決して遅れてはいけない!)そして指紋記録写真記録の手続きの為に恒例の呼び出しがかかり本日、出頭の運びとなった。本当は申請から出頭手続き、許可受け取りまで自分で出来るらしいが、私は長年エージェントを利用している。(邦貨換算で6千円前後だ、悪いことは言わない、自分でやろうなんて気は起こさないほうが身の為だ。)私のエージェントは美人で丁寧親切、彼女の自家用車でイミグレまで送迎してくれて毎回、明瞭簡潔、短時間で解決し頭痛も問題も何にもなしだ。

(必要の向きは、コンタクトがあれば、紹介することも出来るが過去に重大なインドネシアの法律に抵触した経験などが無い方に限らせてもらおう)

申請手続き場所はウングライ・バイパス沿いでジンバラン、ヌサドゥアのちょうど境あたりのここだ。

バイパス沿いにあるお馴染みオレンジ色の店舗外観のコンビニストア・ココマートの手前の路地を入り、50m程先だ。連日、申請する外国人、関連エージェント、役人で賑わっているのですぐにわかる。この国では行政手続きが一種の巨大な産業になっているようで、些末でケチな末端役人から、上は上級役人、官僚、大臣等、はては駐車場係や整理券売買人 笑!まで グルグルドロドロと蠢いてぶら下がり、システムに吸い付いて日々養分を摂取しながら寄生している。建物内で動いている正体不明の現地人は申請者と同数程いる。笑 (この手の政府系施設では写真撮影は当然禁止だ!やるなら注意してほしい)現場に到着後、エージェントの指示に従うだけだ。所要時間は払った金額とエージェントの有している力関係による。(苦笑!相変らず、即物的な共和国の皆さんだ!)

私の場合は大体、5分から30分の間で型がつくが。整理券を渡され自動表示盤で呼ばれるまで待機、順番がきたら該当する部屋へ笑顔で入室して、簡単な諮問、指紋押捺、写真撮影、サインで終わり。周りを見回すと、同様なエージェント利用の外国人、または個人申請者だ一杯だ。

(ウンザリ顔の自前申請者は何時間、もしくは何日間も待っているのか見当もつかない 笑!)時折、上には上が居るものだ! 入室後の我々の眼前で、驚きの有無を言わさない書類上のゴボウ抜き、横入り、強制ねじ込みに見舞われることも! が、驚いてはいけない、一人分、僅か数分遅れるだけだ。有力な誰かがいくらか我々より余分に金を払っているだけだ。ちょうど私がしていると同様に。

ざっと説明は以上だ。繰り返すが各国ともにこの手の関連法、手続き業務、申請方法は非常に頻繁に変わるので、関係する場合は常に下調べが必要なので各自で随時、抜かりなくやってほしい。