これも遅ればせながら紹介で今更ながらの記事になるのだが、和製オーガニックな居酒屋スタイルジャップ・フュージョンとでも形容しようか?今風、スタイリッシュ、健康的な廉価版レストラン、普段使い用途として覚えておいても損はないだろう。店舗名はKZU,オーナーは日本の方と確認している。
当地滞在歴の短くない私が一言で感想を言うならば、やるじゃないか!の一言に尽きる。店舗外観、内部レイアウト、メニュー構成、スタッフサービス、価格、料理の味わいのどれを診ても、特徴的でちゃんとしていると感じる。和風を無理に押すような奇を衒わず、控えめなさりげない和風の印象。店内はモダンで落ち着いた西洋的雰囲気の中に混じる和風テイスト、単純に和洋折衷って訳でもない。やるな!

往々にしてやり過ぎる感のある世界中のジャパニーズ、(浴衣、着物、法被の類が顕著な例だ!笑) 最初の利用時に、もしや西洋人か西洋型アジア人かと想い、実際にオーナーの出自を訊いてみる気になったのも事実。店名の通り、カズさんという方らしい、いつかお会いしお話を訊いてみたいな。それでは順を追って視て行こう。店舗外観はこの通り、特徴的なバンブー竹材を割って張り付けた一目でアジア関係との印象をあたえる。所在はご存知、サンセット・ロードを西進、クロボガン通りに突き当たる交差点の50m手前左側だ。

店舗内に足を踏み入れると、白黒を基調とし要所に茶色が混じる原色系でまとめられ、明るさを控えめに調整した静かな店内。滞在経験者ならわかる筈だが、あらゆる都市問題がテンコ盛りのこのスミニャクエリアの狂乱のサンセットロード、またはレギャン、クロボガン通りをこの辺りまで来る頃には誰でも憔悴する筈だ。必要なものは昼夜を問わず、冷房の効いた静かな環境でのひと時になるだろう。(想像してほしい、車両同士の生死をかけた路上でのやり取り、騒音、呼吸に適さなくなって久しい外気、灼熱、埃、悪徳警官に、絶えずこっちの財布の中身を狙っているインチキ商人の群れ、劣悪な飲食物等に絶えず囲まれているのだ!)店内、周りを見ても静かに佇む単独客、少人数客ばかりだ。気持ちは痛いほどわかる。まるで砂漠のオアシスで、そして偶然とは到底想えない程にビールはキンキンに冷やされている。思わずニヤリだ!あっぱれだ、カズさん。(和製麦酒も用意されていて抜かりはない)メニューは大まかに、出来あいを指定選択するナシチャンプル・スタイルとメニューからオーダーするアラカルト・スタイルの2種があり、手早く上質な食事を済ませたい時にも素早く対応できて至極、利便性が高い。この辺りも単独客を惹きつける大きな魅力になっているのだろう。 ウインドウ内を覗いてみると、思わず美味そうと呟いてしまうのは私だけではない筈だ。 細部にもこだわりは尽きないらしい、ファラン(西洋人)仕様のデザート類も期待できそうです。 べた褒めに近くなってしまうが、スタッフも客慣れしていてスマートで可愛く、キビキビと効率が良く好意的。 何度か利用しているが、毎回食べるのに夢中で撮影がおざなりで面目ない。後悔はしない筈なので実際は是非、ご自分でお確かめください!ナシチャンプル・自由選択だ。 やきとりライスボウル。
(このサラダ、名前は失念、悪しからず!美味しかった)最後になるが営業時間は 10am-11pmらしいが、このような表示もある。店舗FB,HPに詳細があるので必要なら随時チェックを!駐車場は特に見当たらなく、バイクは付近に路上駐車。恐らく車も同様なのだろう、ここはバリだ。そうでなくてもそれほど問題にはならない筈だ。