タイ政府内に設置されている事業規制緩和委員会が、政府に対して観光ビザの有効日数の延長措置を提言したと現地英字系メディアが報道している。
委員理事長を務める国家安全保障省の事務総長 Nathapol Nakpanit将軍が、政府部内で議論を進めて検討段階に入っていることを認めているという。

会合の後に領事局長のChaturon Chaiyakham氏が述べたところによると、プラユット首相がタイ外務省に対し、観光客の訪タイを促進させる為の具体的な施策の検討を指示したという。

45日間有効の短期観光ビザは、現行の到着時に30日間有効の短期観光ビザが発給される対象国56ヶ国の国民対してのみ適用が検討されている。
現在、原則すべての入国者に対して執られている入国後14日間の強制隔離措置を勘案し、それを相殺させることを目的としているという。
この措置によって月間訪タイ観光客数を、現在の2倍の2万名程度にまで押し上げる狙いが期待されている。

通称モーチット・ターミナル、バンコク北バスターミナル。私も年に10回以上利用していたこの老朽化した巨大施設、次にこの地に降り立つのは一体いつになる事やら。。

タイ疾病対策センターは、コロナ陽性の38名の非合法の帰国者が確認されているが、北部チェンマイ県、チェンライ県、その近隣県を含めて状況は安定的に推移していると発表している。
直近の新規感染者21名のうち15名がタイ国民、残りが米国、エストニア、インド、ドイツ、ナイジェリア出身者となっている。

時折、こうして耳にする新しいビザ関連情報について、タイ王国と長く付き合っている者として自然に感じることは一言のみ。
それはあてにするなの一語に尽きる。。
パンデミック以後、何度も繰り返されてきた特別ビザ延長救済措置の件も3カ月前にすったもんだの末に、ようやく終わった経緯の記憶も新しい。。
毎回、確かな筋から流れ出てくるそれらしい情報に一喜一憂するには、私はとうに歳をとり過ぎている。

一般人が晴れて微笑みの国を訪れることが出来る日は、どうやらまだまだ先の様だ。
時間と資金と健康に自信の有る人は、彼らの言う45日間有効になるらしい短期ビザを狙ってみるのも手かもしれない。。