”来年度(2021年)には、630万人の中国人観光客がタイに戻るだろう”
CIMB Thai(マレーシアで第2の規模を持つ商業銀行)のアナリストが予測を述べている。
結果、タイの観光業がGDPに占める割合が10%以上に回復するとみている。
同時に来年度中の完全な回復は予想せず、支出額の大きい西欧からの観光客は少なくとも年度後半までは見込めないとしている。
CIMBはタイの20年度のGDPの落ち込みを年率にして7.5~8.9%と予測して、1997年のアジア通貨危機以来最大の落ち込みだとしているが、21年度は年率換算2.8%のプラスを見込んでいる。
政府の設置する新しい4回の連休による消費刺激策も、国内景気には最低限の影響しか及ばさないとみている。
加えてこれらの予測も国内外の政治情勢、国内の雇用情勢に大きく左右されるだろうと結んでいる。
要するに先は極めて不透明だということ。
微笑みの国への帰還を日々心待ちにしている我々とて、先行きは全く見通せていない。
来年に戻れるのか?
例え戻れたとしても、どうやらすんなりと元の世界と同じとは行きそうに無いのも確定的な様だ。
メディア上では、長年にわたりアンダマン海の真珠と言われ、世界中から親しまれてきたリゾート地のプーケットの危機が叫ばれている。
現地のホテル業界団体が、現時点で外国人環境客の受け入れ再開か、何らかの公的支援無しには存続不能な臨界点に達したと今週に発表している。
ワクチンが無事完成し、それがつつがなく世界中に配布され、人類が所定の免疫を獲得し、再度、自由に移動を始めた時。。
そこには元に有った社会、、宿泊施設や飲食店、大勢が同時に楽しめる目を見張る様な手の込んだ気晴らしの類が、果たして存在しているのだろうか?
そして最も重要なこと、、其処に微笑んで我々を迎えてくれる人々が居るのだろうか?
いやだよ! ソニー製のあの白いのとか、フラットスクリーンに浮かぶグラマーなお嬢さんがチェックインを指図してくるなんて。。
そんなんじゃ、旅もただの味気ない個人プレーになっちまうよ!
皆さんはどう想う?
私の脳裏には、小さい頃に観た映画の猿の惑星のエンディングシーンがちらついている。。
そうならない事を切に願って止まない。