タイのパタヤ同様、この地バリ島でも飲食店の入れ替わりは激しい。
10年間続くのは概して良店で、その位存続している店は知名度も既にあり、定常客も付き、味や品質に於いても外すようなこともない。

近隣の店に人影が疎らな中、この店では行列とまでは言わないが、結構な人数の待機組が居て目を惹いたので入ってみた。

目をしっかり見開きながら街を流せば、目ぼしい新規店が簡単に見つかるのもパタヤ同様。
先日、所用であの悪名を世界に轟かせたクロボガン刑務所付近を通った時に、(用事は刑務所ではない!)食事客とテイクアウト客が溜まっているピザ屋が目についた。手早く用事を済ませて入店、小さな店舗だが24時間営業と出ている。
24時間営業なら、夜遊びの前後、朝の波乗りの前後、ホテルチェックイン前後、または移動時など、用途は計り知れず、利用価値は高く誠に結構なことだ。それなら実際の味、サービスを試してみるまで。。
店舗施設は小さ目で大小のテーブルが5セット程、ピザスタンドとピザレストランの中間の趣席に着けば長居も可能だが、悠々としたディナー向けではなく、あくまでも機動性や適時性が売りの店舗様態、メニューを見てもそれは明らかで結構安い価格構成だ。

ピザは10万ルピア=800円以下、パスタは5万ルピア以下の値段構成。

所在は、サンセットロード西進して突き当たる一つ前の交差点を右に入り、クロボガン刑務所に向かうJl Mertanadi上になる。
この通りには、有名なジェラートの地元不動の名店Gusto Gelatoがあり、その数軒隣になる。

Gusto Gelato & Caffeの過去記事はこちらから

肝心な名前は La Pizzetta、精力的な週七日間営業、定休は無いらしい。
付近には、こじんまりとした秀逸そうな飲食店がいつの間にか点在し、マッサージ・スパ、ポークリブの押しも押されぬ名店のNaughty Nuri’s、Tatooスタジオなども見受けられる。
ちょっと前までは、単なる渋滞迂回路だったのだが、汎用性の高いジャランに変容したようだ。

この日選んだのは Four Cheese4種のチーズだけが載り、誤魔かしの効かない実力が試される品目。

先客が居たので暫く待ったが、夕暮れの通りを眺めながら、キンキンに冷えたビールのグラスを傾けるだけ。(私が個人的に東南アジアライフの醍醐味だと想っているのが、コレだ)

暑かった昼間が終わり街は夕暮れ時、夜のとばりがゆっくり近づく中、街は次第に活気を帯びてくる。東南アジアの街の一日の中で、私が一番好きな時間だ。

そしてピザのお味はと言うと。。
勿論、ピザも前面に押し出す本格派イタリアン・レストランとまではいかないが、ピザスタンドとしては充分に及第。

何せ、相手は定休日無しの24時間営業型店舗、業態領域としてはドミノ・ピザなどと同等だ。
しかし、一つ一つ手作業のカスタム注文生産ピザでこの値段。
画一化された世界的フランチャイズ・チェーンとは違う、あくまでも個人店だ。
私の居住地に近ければ、きっと日常利用していることだろう。

バリ島のスミニャク・オベロイエリア、クロボガンエリアに滞在する向きは、ちょっとお腹が空いた時などに、思い出せば便利な物件になるだろう。
24時間営業、年中無休だ! 時間は気にしないでよい。。
よかったら覚えておくことを薦める。