今更、丸亀うどんってことも無いのは百も承知だが。。
ライフスタイルの多様化が進み、我らがインドネシア共和国屈指のリゾートアイランド・神々の棲むバリ島に在住、または長期滞在する我が同胞達の姿は少なくない。

そこでだ。。
皆さん、どうしてる? ご飯??
最初はいいのだ。。
エキゾティックな辛さ、香辛料、チリ、ココナッツオイル、揚げ物や煮物、焼き物中心でも。。
しかし、それは短期ならという条件が付く筈だ。
そう、あなたがこの道の猛者でない限り。。

バリ島の庶民飯の代表格ナシ・チャンプル。五目御飯とでも言えば良いのか、第一印象はどうだろうか? しかし、例に漏れず茶色がベースだ。

因みに、私は断じて日本食が一番というフード・ナショナリズム信奉者ではない。
私のもう一つの生息域タイ王国では、日本食のにの字も出さない。
しかし、どうしてもこの地では如何ともし難い。。

タイの牛肉サラダ、名前はヤム・ヌアだったか。。サッと火を通した牛肉は柔らかく、軽くスパイスを聞かせた生野菜によく合う。茶色はあくまでも一部分で、全体の彩りは鮮やかで食欲をそそる。

此処でのメニューは、ディープな揚げ物、煮物や焼き物が中心だ。
それらを私のパタヤ修行の相棒に言わせると。。
一言、茶色が多めでナントも言えんと。。。
まさにその通りで、滞在歴が増々20年に近づく私には今では出るのは、涎ではなくゲップと溜息ばかりだ。

そこで今から数年前の開業以来、クタギャラリアの丸亀うどんを機会が有るたび訪れ、そのダシを利かせた薄味(他には在っても塩味と鰹風味だけ!)に慰みを見出して来た。
今回は、所用で出かけた州都デンパサールの中心部に新たな支店(本店かも)を見つけたので週に2回程、立て続けに利用してしまった。

我々には見慣れた景色だが、このような日本を前面に押し出した造りは、海を渡ればきっと受けるのだろう

嬉しかったので、2回ともファミリーサイズ4人前を独り占めにしての完食だ。
最初の時は、単独客の不敵なファミリーサイズ注文で、やはり店の嬢が驚いていたと同時に、付け合わせや飲み物をすべて断る私に少しムッとしていた。
そんなインチキ薄甘日本茶なんぞ飲んだらうどんが喰えねーよ!
四人前あんだから。。

ホールは広々している。灼熱の昼間だからか?店内は空いている。冷房が効き清潔安全安心。場所柄、客層は地元民中心だ。

それで肝心なお味の方は、、、全くのジャパンクオリティーとは言いませんが。。
海外と言う点を差し引いても無難な仕上がり。。
ファミリーサイズのタライのお値段は8万5千ルピア=ざっと7百円程ですかね。。
文句ないでしょ? 4人前だから。。
でも、いくら現地とは言えこれで利益が出るのなら原材料費っていくらなの?

ほかのメニューは食べてませんので、興味がある方はこちらのリンクからどうぞ。

デンパサールの店舗は、クタ・エリアと州都デンパサールを結ぶ幹線Teuku Umar沿いのロータリー付近に位置している

折角なので、デンパサール店とクタ・ギャラリアモールの両方の所在を挙げよう。
観光滞在者なら、文句なくギャラリア店の方が行き易いのでは。


バリ島の丸亀うどんに関しては私からは以上だ。

近年のバリ島でのフード・バラエティーはフェノミナルの一言。
価格、種類、選択肢、クオリティー、洗練度のどれをとっても素晴らしいの一言。
無論、インドネシアン・バリ・フードだけではなく、選択肢は世界各地の味が一から十まで多種多様。。
しかし、屈指の観光地なので良いものはお値段もそれなり。。
毎日毎晩やっていたら、月末あたりに痛い目に遭うだろう。
しかし、短期滞在ならこの限りではない。
南国の空の下、普段食べ慣れない美味い物をケチケチしないで思いっきり腹一杯、食べて行って欲しい。