祖国から遠く離れた当地インドネシアで、毎日、波乗り修行に没頭している私だが時折、何故続けているのかわからなくなる時がある。それは勿論、楽しい瞬間もあることは否定しないが、それのような時ばかりではない。
新興国の経済発展により、この世界も例にもれず過密状態で競争が激しく、
良い想いをしたければ、更に奥の世界へ行かなければならない。
これには方法論としては幾つかある。
経済的代償を払うか、時間的または物理的な困難さの代償を払う事によって多少なりともの優位性確保できる。
少なくとも今のところはな。。本日で3日目になる酷い西うねり。
朝一にすべきだったが、前日に夕方セッションをすると、セッション間のインターバルが12時間余りしかない。(時にそれ以下になることもある)
通勤に1時間以上かかる乾期では、これは正直キツイのでよっぽどでない限り行わないことにしている。そう、3日目の今日も午後2時スタート、貿易風が風速10m程吹く悪コンディションの4-5ft。
幸い、悪コンディションもあってか現場は無人。
よしよし、これでやりたいようにやれる。。行ってみると、、いきなり落ち着いて4ftになる。。
持って出たのは強風用のミドルサイズの重い板。
取り敢えず、跳ねながら300m程の一本目が出る。
軽いエポキシの板だったら大負けしてただろう。

誰も居ないことを良いことに選び放題だが、どうも上手く事が運ばず。。
2本に一本は、2アクションが精いっぱいでその後、ひどい仕打ちが。
本日は大潮か?潮位変化が速く、酷い乱流と強風でほぼジャンクなのだが、それでも波乗りになるのがバリの凄い所だ。

1時間程で7本目を捕った所でウエットスーツが脱げそうになる。
本当にひどい乱流で川の様。
単独のこの状況で板を流すと沖へ出されてしまい非常に危険だ。
直径9mm、12ftの大波用のリーシュを使っているので、切れるとは思えないが、何が起こるかわからないのが海だ。。
修行の目的は達成だ、問題が起きないうちに切り上げ終えた。

明日が午後から炸裂の予報だ。
ゆっくり休んで備えたい。