プーケットに初めて来たのはいつだったか?2010年頃だったか?当時、バンコクから新天地パタヤを発見して魔力に絡めとられた状態も数年継続して一段落、他はどんなんだと想いはじめたのがきっかけだ。そう、誰もが通る道筋で以後、同様にチェンマイ、サムイ、果ては近隣諸国ベトナム、カンボジア等へ回るのが一般的だ。そうなればもう各自、手順、嗜好、スタイルも確立されて決まった手順に従い各地で活動するようになるはずだ。物事がスムーズに行えるようになり出来事に予想がつき始めるのもこの頃だ。

そう、なんの前知識も情報もないままにバイクで適当に流してこの辺りにジムでもないかなーっと視ていたら本当に思ったような地元街ジムに辿り着いたのを覚えている。しかも、周辺には場末バービア群、飯屋、ローカルショップ、マッサ、コンビニ、文房具店、質屋等、何でもそろっていてここで大概完結できる難民キャンプのように便利でご機嫌だ。しかも2ndロードとパタヤで言えばちょうどセントラルロードにあたるsainamyenロードに隣接している好立地だ。

もうこうなるとジムの詳細な紹介は割愛させていただこう。

どこも同じようなものでファラングレードで充分な高重量まで網羅、広いスペースで客層は在住ファラン男女、その連れの女性達、男性?もたまにいるがその辺がとりわけ寛容的な我が王国庶民文化では眉などひそめていてはいけない、それはアマチュアのやることだ。後は意識高い系のタイ市民、他各種スポーツ愛好家達で、他の諸都市でも同様だ。特徴と言えばちょっと古めの器具、広いスペースに目いっぱい詰め込まれていて若干機器間の間隔が狭いことくらいか。デイパスは200Bだ。

訊けばカタ、カロン、カマラ等、他のエリアに行けばもっとハイグレードな施設が当然、点在している。遠方からこのジムにわざわざ通う必要はないがパトンに滞在ならこれでも充分だと思う。覚えておいて差し支えないだろう。

この日、ジム利用中に外は大雨になっていた。なんとも間の悪いことにホテルからランニングで来てしまっていてカッパもマスクもタオルもない。もちろん、南国なので短時間なら多少、濡れても構わないが決して侮るなかれ!特にバイク乗りの諸君!年々、進行する大気汚染と雨天の野外で濃密な交通量によって巻き上げられる路上を漂う飛沫。ゴミ、下水処理は到底、先進国のレベルには程遠く、というかほぼ垂れ流し、廃棄物の野積みがいまだに多い東南アジア諸国。呼吸時に吸い込む飛沫がフレッシュな雨であるとは私にはとても思えない。雨が何日か続くとみんな呼吸器感染症、上気道炎を併発する。バイクなど前方を走る車の飛沫をもろに吸い込むことに。考えたくないが医療従事者の友人曰く、路上の水たまりでシャワーを浴びているのと変わらないそうだ。泣。先進国滞在後の東南アジア到着後2週間以内に必ず風邪を患っていたのにはこのような理由だったのだろう。我が祖国でもPM2,5と騒がれ久しいが、燃料精製度の悪いインドネシアなどは特にだが、初めから排ガス規制などない、車検もなさそう、未だディーゼル車も全開だ。PM5,0位かもっとじゃなかろうか?それから咽頭消毒剤、恒常的マスク使用、鼻うがいなどを多用している。おかげで抗生剤の使用量と羅患頻度が格段に減ってきた。

話をもとに戻そう。土砂降りの中コンビニにビニールポンチョを買いに屋根伝いに歩いているとセントラルロード脇の地元ダック飯屋が目に留まった。この店は前から知ってはいたが立地上、チェックせずにいた。普段バイクなので主要交差点付近では停車はおろか減速も、視線を投げかけるチャンスも余りないのだ。ちょうど良い、運動後で腹も空いた、雨宿りを兼ねて寄ってみたらなかなか秀逸な味で、特に付け合わせのスープが胡椒が効き旨い。しかも、パトンでダック飯が50Bの良心的値段。嘘だろ?パタヤでさえ40-50Bの汁そばがパトンじゃどこも70B以上。ダック飯ともなればもうちょっとする。英語メニューもあり、店員も明るく愛想も良い。断然再訪ありの普段使い用途のスポットに加えようと想う。興味があればお試しを。地図の表示名は異なっているが所在は下のとおりだ。