パトンのサードロード、通称ソイタンで(Pagmuang sai kor Road)地元の飯屋を見つけたので報告したい。一方通行システムの為、日に何度も通る羽目になる巡回ルート、ジャンクセイロンの裏手の主要道路だが南側からこの道に入ってすぐの左側に何ならマレー系?タイ南部だからか?の作り置き、欲しいものだけ選んで取るシステムの店があるのは気付いてはいたのだが、普段、ネシアで食傷気味のマレー飯を到底食べる気にならずに素通りしていた。

先程だが昼前に通過しがてら覗いてみたら完全なマレー飯だけでもなさそうだったので試してみることに。

一般的なタイの屋台もあるし奥の壁にはタイ料理の写真、各種ドリンク、食後アイス、スナック類もある。なかなか良さそうだと直感する。が、表示も客も、何もかもタイ語だ。おまけにメニューらしきものも見当たらず、誰も寄って来もしない。観れば大多数は勤め人の昼のひと時のよう、やっと外国人への対応から解放されたのにわざわざ個人的時間を犠牲にしてまで同じことを繰り返す気には誰もなれないらしい。。かといってマレー飯だけは食べたくない。見よ!この色合いを!煮込むか揚げるか焼くかだけなので茶色が圧倒的に多い! マズイ、いきなりピンチだ。

で、気を取り直し正面入り口、半路上のタイ屋台でパッカパオムーを頼み、あたり障りののない海苔の入ったタケノコスープらしきものを頼む。辛くしないでと忘れずに伝えておく。店内に席をとり観察すると昼時に近づくにつれ来店者が続々と入ってくる。

車の路上二重駐車、エンジンかけっぱなし、キー差しっぱなし、配達トラック、通りすがり人、寝起き水商売風オネーさん、果ては巡回警邏中の警察官までも入ってくるぞ。お持ち帰りも結構いる。隣接コーヒースタンド、カットフルーツ、ドリアン切り売り屋台まであっという間に大盛況。テーブル席もほぼ満席になり、2人程ファランの姿を認める。一人は長期滞在風壮年悪人顔ファランでもう一人はタイ国際航空の刺繍の入ったポロシャツ、スラックスの金髪長身ハンサム青年の優男勤め人風でどちらも在住組なのは間違いない。

これはこれはちゃんとした、通常価格の普段使いの食堂を掘り当てたってことだ。ちゃんとしすぎてて英語なしだが。笑 みれば警官も3人ほど昼食を買いに来たようだ。なにやらポケットから白い封筒を取り出しその中から一枚だけ紙幣を取り出して笑顔で支払い去って行った。これがどういうことかは別に良い子でなくてもわかるだろう。彼らの日常のひとコマなのだ。瞬間を撮りたかったがさすがに警官を直接写真に撮る気にはなれなかった。汗

食事自体はいたって普通、付け合わせハーブ、キュウリ、食器、水、氷はセルフ、すべて清潔で整頓され、各種スナック、果物、コーヒー茶類、ドリアンまで集積、ここで昼飯任務すべてを完結できる。きっと毎日、勤め人をメインのターゲットとして成り立っている店なのだろう。落花生の天秤棒行商おじさんまで現れた。平和な昼の日常風景だ。

最後になったが結局、店名すらわからなかった。google Mapにタイ料理店と書かれていてタイ語表記があるのでそれなりの店でそれが名前なのだろう。観光店でない地元食堂をという機会に試してみてはいかがだろうか?辛くしないでと言ってもやはりまだ辛いのは地元スタンダードの証で、故に地元優良アイスに魔が差し2つも食べてしまったが全部でまだ200B以下の嬉しい満足値段だ。是非、一度お試しあれ、損ではない筈だ。