今朝の事だが、静岡県浜松市のある新商業施設兼ブランドショップのグランドオープニングに行ってみたので報告する。
春華堂、1949年設立の言わずと知れたうなぎパイで有名な浜松のお菓子処だ。
兼ねてから告知されていた通り、今年度4月に新本社屋と関連施設の開業にこぎつけた。
現場についてみると巨大な椅子とテーブル、それとうなぎパイでお馴染みな春華堂の紙袋を模した構造物が。。
実物を13倍にスケールアップしたというモックアップに目がしばらく釘付けになる。
会場のアナウンスによると絶好のインスタ映えのみならず、Google Map映えでもあるらしい。
コンセプトは家族団らんの素敵な時間を過ごしてもらおうという原点回帰だそう。

数年間に及んだ建設期間中、次第に形作られていく見たこともない風変わりな構造物に対して近隣住民が非常な興味を示したと談話が出ていた。

告知情報によると4月12日午前9時にオープンとあったのでどうせ当日は混雑は必至かと想い、浜松に前泊し挑んでみた。
前夜から浜松駅周辺のビジネスホテルに宿泊し、朝から徒歩で現場に向かってみたがこれが中々の距離で少々の後悔を強いられる羽目に。
まあ良い!コロナパンデミックで昨年から始めたトレッキング。。
その気になれば市街地の半時間のウオーキングなどは、実際大したことはない。
その気に成れば。。

(但し、軽装で好条件時に限る。2㎞近くあるので歩行に慣れない人はタクシー利用が無難な距離です)

当日の朝は穏やかに晴れ上がった絶好のイベント日和。既にかなりの人混みが集まっているが、そのうちのかなりが企業関係者やプレス関係者で、朝からわざわざこれに集まる酔狂な一般の客人の数を優に上回っていた。

現場到着時に訊くと、ちょうど企業関係者や報道陣を対象としたオープニング・セレモニーが終わったところだという。
同時にコロナ対策として一般のお客様の入場整理が執られるというので大人しく列に並ぶこと約30分程か? ようやくブランドショップ内に通される。

この種のイベントの常として、行列を並んでようやくお目当ての施設に足を踏み入れるも、今度は施設内部でも行列。まあ、当然と言えば当然だが。スイーツバンク限定商品なども見受けられ、完成度が高いスイーツ類が所狭しと。。平常時はゆっくり見ながら楽しめそうな感がする。

列に並びながら、撮影と土産物色を兼ねての見学を同時にこなす。
見回すと一般人、報道陣、店舗接客スタッフが辺りを行きかい結構な騒がしさだが、スタッフの動きや言葉使いは極めてスムースで統制がとれている。
多分、上モノ建設やスイーツ自体の完成度の高さ同様に、運営に関しても綿密なプランニングと努力が行われているのではと感じた。

上質なスイーツには目が無い私の目を釘付けにするアイテムが目の前に。。設備とスタッフの動きを見れば一目瞭然。これでは美味くない訳が無い! 早く食べたい。。旨いコーヒーと一緒に今直ぐに。。

見ていて気分が良くなり、まるでキャビンアテンダントの様に優しく接客案内業務にいそしむ店舗スタッフに幾つか質問してみる。
ブランドショップの他に食事もできるカフェ、別棟に地元信用金庫と静岡県の地方銀行の支店があるという。

もう一つ私が面白いと感じたのは、場内の撮影を積極的に奨励している点。
相当な資金と時間を費やして完成したこの特異な構造物。
全ては非日常のささやかな夢の為という企業理念があるのだといい、SNS等にどうぞご自由にと繰り返しアナウンスされている。
我が国の場合に良くあることだが、とかく食事のできる施設などでは撮影行為に対しては非寛容的なケースが常だ。
スイーツ系店舗と金融機関、地元に企業と菓子という新しいコンセプトを打ち出すに至った新進気鋭の企業理念が見える気がした。。

スイーツだけかと思いきや、食事も提供するというカフェ。落ち着いたら再度利用してみたい

オープン直後の複合商業施設の視察だった訳だが、不幸なことに現在はパンデミック第4波も真っ最中。
統制がとれているとは言え、この人数では不安な気持ちは拭えない。
詳細な調査などは望むべくもないし、遠慮したい。
結局、1時間程で足早に現場を後に。
どうせ、必要事項などはネット上に全てあるし。

春華堂スイーツバンク関連リンクはこちらから

あわせて所在を下へ挙げておくので機会がお有りなら行ってみても損はしないだろう。
少なくともうなぎパイは名実ともに静岡土産のナンバーワン。。
素直に美味しいですよ!