世界第4位の人口規模を誇る群島国家インドネシア共和国、地勢、言語、民族文化、宗教と目が回るくらいの多様性があり、まさにアジアを体現している。食文化も然りだ。そこで当然の疑問がわいてくる、インドネシアン・フードってなんだ?マレー系なのは間違いないはずなんだが、どれだ?パダンフードか? または地元のネシア中華か? それとも華人が持ち込みマレー系と融合発展させてきたプラナカン系もはいるのか? 果てはイスラム教の大海に浮かぶ孤島の如く、独自のヒンヅー文化を継承するバリ島の食文化をも指すのか?多様性が故に全くをもって判断に苦しむのだが、真っ先に思い浮かぶのが、この地方独特の潤沢な香辛料スパイス類、チリ唐辛子類、肉魚、卵、大豆類、各種米類を多用した作り置きスタイルのナシ・チャンプルだろう。インドネシアフードと言っても本当に途方に暮れてしまうが、これを入れておけば、仮にどの地方を指すにしても、あながち大きく外れる訳ではない筈だ。そこで今回紹介するのは、バリ島ジンバラン地区にある正統派インドネシアンレストラン・ワルンワルンを自信をもって提案しよう!この店舗は地元で長年、フードビジネスを営む知人に教えてもらった店なのだが、シンプル、清潔、安価、スピーディーで手軽の非常に使い勝手のいい良店なので気に入っている。場所は以下の通りで、ジンバランのマクドナルド、KFCのある例のバイパス交差点から斜めに入ったジャラン・ウルワツ上にある。

地元スーパーチェーン・ナマラストアの斜め向かいなので、すぐわかるだろう。看板はこんな感じだが、店舗が多少奥まっているので接近する方向によっては視認しづらく通り過ぎてしまうかもしれないが、前述のNirmala ストアの対面にある。店舗外観は、過度な装飾もなく地味だが綺麗にまとめられていて実質勝負のようで好感が持てる。 中へ入っても同じだ、冷房が効いて静かな清潔な店内。基本出来あい作り置きスタイルだ、スタッフも僅か2名で足りている。 訪れる時間によってか? 料理の品数は当然変わる。必然的に夕方になれば残り物は減ってくる。が、この店の良い所は冷房で良く冷えた店内、清潔に保たれたウインドウ内で、(ハエなどは居ない 笑)食品の品質は保たれている点だ。これに尽きる! 出来合い料理の中から指定し選ぶスタイル以外に、アラカルトを注文する方法もある様だ。料金は問題にならない位のレベル。昼食用途にピッタリで、客層は懸念抜きに地元料理を食べたい外国人はもとより、まともな?笑! ローカル達だ。他に珍しい点として、この店独自な品なのかは定かではないが、店内にアイスキャンディーバーが売られている。
食後に一つ頂いてみたら、どうしても事後に口直しが欲しくなるマレー系ミールの後だけに、サッパリしていてちょうど良かった。とまあ、以上だが軽い昼食用途の他に、カジュアルなインドネシアンフードのアテンドなんかにも利用しても良さそうだと想われる。その向きは使ってみてはいかがだろうか?