サードワールド・リビングでの懸案事項の筆頭項目として挙げられるのはセキュリティーだろう。それは治安上、健康上、社会上でのセキュリティーと諸要素あるが、個人の責任で管理しなくてはいけないのが健康上の安全性の問題だろう。疾病障害事故等、心配は尽きず罠はそこら中にある。悪いことは言わない、病院は現地で一番良い所へどうぞ!もし、第三世界の医療機関利用を考えているのなら、覚えておいて欲しい! 現地の医療機関自体が充分罠になりうるのだ! なかなか信じられないかもしれないが注射針、医療技術、衛生観念、疑念は尽きない。長年、私が見聞きした個々のケースを挙げればキリがないので、それにはここで敢えては触れないが。(殺されるぞ!) 最初から黙って真っすぐ国際スタンダードの医療機関へどうぞ!

医療観光で有名なタイ王国では、国際高級私立病院バムルングラード、バンコク病院などが有名だが、ここバリ島ではSiloam Hospital系列のBIMCの3病院とクタのサンセットロードにあるSiloam Hospitalの4択に尽きるだろう。近年は地元の他病院でも外国人に対応していて、邦人看護婦、医療通訳者、コーディネーターなどが駐在してはいる。しかし、総合的に見ればこの高級私立病院にはかなわない筈だ。特に医療上の問題が大きくなる程、(必要になる国外機関との協力サポート体制、国外航空医療移送など)深刻な事態になればなる程、我々には彼らをおいて選択の余地はなくなる。万が一、事故などで病院に搬送されるようなことがあるなら、迷わずBIMCと意思表示をすることだ。その際、身分証明と支払い能力の証明も重要なのは言うまでもない!これがないと折角、意図した医療機関に到達しても見殺しにされるぞ! 第三世界では医療行為も純粋な商業活動なのだ!甘い考えは捨てよう!半死半生の状態でATMに連れていかれて、そこで絶命したケースを聞いていると言えば理解できるだろうか。支払い能力、すなわちキャッシュかクレジットまたは医療保険だ。これもここでは詳細には踏み込まないが、一般人にはちゃんと効力のある海外旅行保険で事足りる筈だ。入っておこう毎回絶対だ! 何があるかわからない。

BIMCはクタ、ヌサドゥア、ウブドの3ヶ所にあり、シロアムも前述の通りにクタにある。

 シロアムホスピタルが一番大型の総合病院だがこの4病院は同一企業の傘下にあるので個々のケースによって割り振られ、併用されることもあるが心配ない。
私個人では最も新しいBIMCウブドを除き、3病院すべてで非常にお世話になっている。それもかなりだ! 友人知人の深刻なケースでの対応も数知れずで、国外移送(シンガポール、日本、オーストラリア、タイ等のより設備技術の整った近隣諸国へ航空輸送)などでも非常に助けられている。(命を救われたことも!)     彼らは有能でいつでも献身的だ。何度、感謝してもしきれるものではない。

実際、BIMCクタの待合室には、2002年に起きた爆弾テロ事件に於いての当病院が果たした尽力貢献に対し、オーストラリア政府から勲章が授与されたと説明するプレートが掲げられている。あなた方なくしては長年に及ぶ、私の当地バリ島での危険な波乗り生活などは成り立たない。本当に感謝しています!この場を借りて礼を言わせてもらいます。