ようやく朝から波乗りできる体制になったので心機一転、今朝から始動した。
現場到着後、そのまま入水しラインナップ到着が午前6時。。
既に明るく、もう15分早くしても良い感じ。予報によると、方位210度前後からの弱い西うねり。
3-4ftほどに見える。
辺りは無風、モーニング・シックネスが多少混じるが、一応グラッシー。。
程なく減衰傾向の3ftって感じのセットを一本ゲット、150Ⅿほど走る。。
無人なのでまさに静寂の中、自分と向き合いながらの波乗り道って趣だ。
それから、朝陽が顔を見せ始め、黄金色に染まる御来光シーン。。
何度見ても幻想的だが、お約束のように波が止まる。

都市伝説?海伝説か? 南半球の此処でも、朝陽が出る瞬間は波が止まる。。。
遠い昔、祖国の海で友人が私に言った言葉が鮮やかに蘇る。
あれから何年が過ぎたのだろう?
なんの因果か? 私は此処インド洋の片隅で同じ朝陽を拝んでいる。。
人生は判らないもんだ。。
まるで波の様。。それから一時間ほど、ぱったりと波が止まり、しらけムード全開。。
しかし、7時過ぎたあたりから、いきなり4ftのセットが入りだし。。
見覚えのある顔もチラホラ。。

そして、遠くに9か月間の傷病休場明けの我が相棒の姿を認める。
何ともうれしいものだ!
笑顔と合図を送る。。
答礼が返ってくる。
それだけ、他は要らない。
数か月ぶりの再会だが、それでも普通。

常人にはおおよそ経験しないであろう人生の荒波を乗り越えて今に至るBJ氏。その彼は一人娘を単独で育て上げ、現在は己の人生のエンドセクションを巡行中だ

今回の重傷で現場復帰も危ぶまれ、無理ならそのまま引退かと予想していたが、それも杞憂に終わったようだ。

心身共に強靭な相棒のBJ氏。9か月にも及ぶ休場を耐え抜いたようだ。。私にはできるだろうか?正直、判らない。。

それからしばらくセットの連打が続き、小康状態が訪れた時に近寄り握手。。
彼曰く、今回は戻れたが、9か月に及ぶリハビリテーション、6時間の外科的手術、3万ドルの経費。。

今では筆頭の波相棒の私に向かって言う。。
次は無いと。。。
もう一度同じことが起きたら、そのまま引退するとのことだ。

そのまま、のらりくらりと時間が過ぎ、2時間の経過時間と8本の波数を数えた時点で辞去を決める。
まだ、体が慣れていないので正直キツイ。
無理強いは禁物だ。

よって今朝の総評は、2-5ft。。
強いて言うならば3-4ftがメイン。。
但し、8時の干潮以降のプッシュに期待できるのでは?と想う。