久々の紹介ネタを書こうと想う。
既知の事情により、現在の海外旅系クリエイター業界は焼け野原。。
その復興の道は依然険しく、やむを得ず日本国内ネタの取り扱いを始めると告知したのは前記事の通り。

:前記事 コロナパンデミック あれから一年が過ぎるも。。。はこちら

連日、本州では小春日和が続いてソメイヨシノの開花も最早に進行中。。
昨日、そんな暖かな陽気に誘われるようにひと風呂浴びに出向いてみたので少しご紹介。

地図を見ると風の湯は富士山西麓朝霧高原の辺縁部に位置するようだ。行政区分では静岡県富士宮市上井手となっている

今回、お邪魔したのはあさぎり温泉・風の湯。
天候に恵まれれば、非常に清々しく爽やかな環境にポツンと一つだけある浴場施設。
朝霧高原と言えば、首都圏からのデイトリップ圏内にある高原系観光のメッカとして既に半世紀以上の歴史を持っている。
周辺には牧場やら何やら色々と点在し、真正面に活火山富士山を望む好位置を考えれば、手軽な温泉浴場施設には事欠かないと考えられるが。。
私が見た限り、意外にも手軽に入れる風呂屋が見つけられない。
よって近くに来る機会が有ったなら、あさぎり温泉・風の湯を知っておいても良いだろう。

施設外観にさしたる特徴は無いが、玄武岩の地層からもたらされる伏流水を販売している点が高ポイントだろう。酒飲みの友人がいうには水割りや珈琲、お茶類を淹れるには持って来いの水だと言う。

日曜日の昼下がりに訪れて訳だが、パッと見た感じで観光ついで、バイクツーリング客、スポーツ合宿中集団と思しき客の姿が多く見受けられた。
尚、朝霧高原と言えば国内フェスとしてはかなりの知名度を誇るフジロック・フェスの開催地もある。
恐らくその期間中には大盛況になるのは想像に難くない。

有名な高原系観光地と言う場所柄、この施設は食事系が充実している。お値段も悪くない印象

風呂屋レビューを思い立ったは良いのだが、事の性質上、浴場施設の撮影は難しい。
女湯は無論、特に休日などの混雑時は男湯すらそれはほぼ不可能。
しかし、風呂は平日や夜間の空いている時と決めている私には度々好機が訪れるので、随時挙げていくつもりだ。
今回は浴室浴槽内観、施設概要や所在については施設HPをご覧ください。

施設HPはこちら

大広間が三間以上あり、かなりの数の団体客の収容も可能だろう。充分なスペースが確保されている外の駐車場も然り。もし、それらが満員御礼なら風呂はパスして方が賢明だろう。芋でも洗うのなら別だが。。

他には当施設は泉質に特徴があるらしい。
最近、新しくできた炭酸水風呂は素直に気持ちが良い。
半屋外、半2階部分にあるこじんまりとした浴槽に体を沈めて暫くすると。。
体表が細かい気泡に包まれ始め、暫くすると体がスプライトの中に沈む氷の様になってしまう。
湯の感触は非常に柔らかく、ちょうど良い湯音も相まってつい長湯に。

また、館内に飲用としてのパナジウム水の給水所が設置される。
無論飲み放題なので、風呂上りに心行くまで飲んで欲しい。
パナジウムとは何なのかはいまいち判らないが、霊峰富士山の玄武岩層を潜り抜けた伏流水で血糖値を下げる働きが期待されていると記されている。

男湯の方には大きな室内浴槽、ドライサウナ、冷水浴槽、中サイズ野外風呂、小型炭酸水風呂がある。
この辺りは標準的な近頃のスーパー銭湯といった趣で、中にはリンスインシャンプー、ボディーソープのポンプが常備されている。

快晴の日曜昼下がり、本格的な春が訪れる涼風心地良い朝霧高原で一時間程ゆっくりと体を鎮めてみた訳だが、最近コロナ渦下で突如始めた銭湯巡りに明け暮れる私個人の当施設の採点は7/10。

風の湯から車で5分程の距離にある白糸の滝、ひと風呂浴びる前後に訪れても良いだろう

決して悪くは無い、再訪は付近を訪れたなら迷わず有りだ。
私の銭湯風呂ファイルに加えておこうと想う。