パタヤに居ついてかなりになるが、まだまだ知らない事ばかりだ。
色々と理解が進み快適性が増すのは良いが、その快適な泡の中にあまり長い間留まると、情報蓄積はその時点で止まってしまう。

静かな佇まいが万人受けるウオンガマットビーチのそのまた北端を徘徊していてBamboo Beachの看板を見つける

先日、ナクルア市場の帰りに、荒唐無稽さで有名な構造物サンクチュアリ・オブ・トルース方面の横道に入り道草をしてみた。
このエリアは、寂れた長い漁港桟橋などがあり気に入っているエリアで、過去に何度か関連記事を書いている。

Bamboo Beachから南方のパタヤ市街地方向を臨む。ちょうど良いくらいに寂れていて人は少ない。

そしてビーチと書かれた矢印と看板を見つけたので、見てみない訳にはいかなくなったのだ。
私も波乗り修行僧の端くれとして、世界のどこに居ようと臨海地域に居る時は、無意識に海岸線を衛星画像などでチェックはしている。
この地域に見るからに怪しい海岸線が現存しているのは知ってはいたが、今までわざわざ足を運ぶことは無かった。

看板の言う通り、脇を矢印の方へ下ってみると。。

そこには小ぶりで落ち着いたビーチが広がっていた。

初めて行降りて行ってみると。。
荒れ地を抜け、、なんだ有るじゃないか! いい場所が。。
ビーチ・シャックと言えるバラックに居を構える関連サービス業者が、一般的な海水浴客のニーズに対応してる。
結構な盛況で、そこに居るのは欧米バカンス客や滞在組のみ。(場所柄、ロシア系が多い)
雑音やしつこい物売りは無し、車両の乗り入れも勿論ない。
じっくり寝そべって、冷たいビールにスマホ、読書がぴったりな静かな環境だ。。

周囲は高層コンドや滞在型ホテルが多い。短期滞在団体観光客の姿は皆無

更に北方に目をやると、、小さな岩礁のガレ場岬があり、その向こうが更に怪しく見える。
大体、何処の国でも海岸線なんてものは大差はない。
人間の開発の仕方も手法も同様だ。
岬に挟まれた間に弓上の海岸地形があり、そこが砂浜だったりして穏やかな遠浅の地形を形成し。。
その岬が一種の地形的行政的な境界を成し、その地形を利用して船着き場だったりする。。形状はまさにそのもの。。角に構造物がある。
構わずさらに進んでいく。。
ほぼ無人だがその環境を好感してか? トップレス美女があられもない姿で日光浴している傍らを会釈で通り過ぎ。。その岬を過ぎると。。
出た! 見つけた。。
更に自然の状態に近い海岸線がサンクチュアリ・オブ・トルースに向かって伸びている。
この辺りの海岸線は完全な私有地と化しているので、一般向けのビーチアクセスは無い。
対象物件のレジデント以外は、水際からのアクセスのみ。

完全な立ち入り禁止。事実上、物件契約者の為のプライベートビーチになっているが、それは東南アジアではよくある話。金持ちの物と化すのだ。。我が国では海岸線は共有財産だった筈だが。。

GoogleMapでは、Breeze Beachととってつけたような名前が付いている。
ちょうど、ナクルア桟橋が見え、遠くにレムチャバン港湾施設を臨む形になる。

Bamboo Beachも良いが、こっちは更に自然な感じで。。
打ち捨てられた状態。。
故に陸上は多少荒れ気味だが、ぱっと見たかぎりでは水質は大分マシに見える。

見ての通りほぼ無人。やはりビーチはこうでなければ。。サーファーとしては、タイ湾が大洋に面していないのが悔やまれる

とまあ、紹介できるのはこれだけだが。。
パタヤビーチではゆっくり泳ぐのは無理だとは諦めずにちょっと足を延ばして、とっておきの穴場ビーチで時を過ごしてみては?
但し、人気が少ないので所持品や携行品等の管理には充分に注意して欲しい。