予報によると若干のサイズアップとパワーアップが見込まれていた今朝、多少の期待をして定時に出勤した。
暗い中現場に到着すると、全く見えないが音だけは聞こえる。。
どうやら大きくは無いが、何らかのうねりは到達していると判る程度。。
大したことはない、よく視ずに着替えを始める。
持ってきた板は、下から2番目の板でエポキシ素材。。
小から中大サイズまで幅広く対応できるヤツだ。

あっても2-3ftの波、犬で言えば従順な小型犬種の柴犬あたりか。。かなり物足りない。。

日の出時刻が毎朝、刻々と遅くなって行くのを実感しながら薄暗い中をパドルアウト。
高緯度地域と違い、トワイライトが長く続かない低緯度地域。
ラインナップに到着するころには朝陽が顔をのぞかせて、完全に夜は明けている。
全てが黄金色に染まる中、改めて海況に目をやると。。

典型的な近距離のウネリ。。ウインドスウェルと言っても良いだろう

纏りのない波が不規則に散らばり。。
一番目を惹くのは波同士の間隔が異様に短い変な光景。
ははーん、、局所的な低気圧の仕業だ。。
何処かオーストラリア西岸辺りに何かが発生している筈。。
これがあると折角の南氷洋からの贈り物がこの様に台無しになってしまう。
折角、綺麗に並んだ大皿寿司セットを自転車で運んだような感じになり、大して食欲もそそられない残念な有様と言っておこう。

海況チャートを見てみると、にらんだ通りの豪州北西岸に手強い低気圧が出来ている

今朝の同行者は、我が相棒とハワイ出身の屈強で老練な実力者の御仁。
良くなると必ず顔を合わせるメンバーの一人。
文句を垂れても仕方がないので、朝陽が揚がると同時に3人で散らばり、今朝の採餌行動を始めるが。。

辺りは無風で水面は綺麗なのだが。。全く、釈然としないコンディションで苦労する

波の形はおろか、間隔、波質、頻度、場所の全てが不規則で非常にやり難い。。
来たと思い、追い掛け回してみるが、その直後に波が止まったり。。
無くなったと想い、インサイドに移動すると沖に大きいのが入りだしたりと。。
あちこちに振られまくって、その挙句に大喰らいしたりと。。

この様に、旨い具合にツボにはまればソコソコ美味しい筈なのだが、そうでなければ動き回る割には収穫が少ない

結局、3時間近く粘っても波数は10本程に留まり、、そこでこの朝は諦めることに。
南系のウネリの為、酷く掻きまわされ、打ちのめされてインパクトベストが欲しくなる瞬間も幾度もあった。
体と頭部への物理的ダメージで頭痛がする始末。。
そして海から上がり、相棒と毎朝のセッション後のカプチーノの儀式を手早く済ませ、秘密の場所に独りでしけ込むことにした。

(勿論、相棒には黙っておくに越したことはないが。。現場で鉢合わせして二ヤリとしたことも幾度かある)

グリヤ・ブガーという長年のお気に入りスポット。以前に掲載している物件だが、良物件なのでこの際、近日中に再掲するつもりだ。

怪しさ120%の好みのご婦人や紳士を写真から選ぶシステムだが。。。
胡散臭い場所ではなく、この地方によくあるレジャー施設の一つだ。
何故かシアツと呼ばれる体の上を歩く施術が、酷使されて凝り固まった体に心地が良い。
(逆に壊される懸念も無いわけではないが)

好みのセラピストを念入りに選ぶ男達。この世界のお約束であるプロファイル画像はヘビーに手直しが加えられている。しかも、10年以上の長きにわたり在籍している顔もチラホラだが、メニュー写真は当初のままだ。。よって何が来るかわからないドキドキ感も暗に料金に含まれている趣向の一つって寸法だ。どうせ、顔を下にして体を踏みつけられるだけで、顔を拝む時間などはそんなにないのだが、雄の習性は何処へ行っても変わらないと言う事らしい?

この施設では料金も低い部類に入り、庶民的な娯楽の一つとなっている。
施術内容は入ってからのお楽しみだ。。此処では言わないでおこう。。

明日以降、弱いながらも波は続くらしいので期待したい。。