先日、急に思いつきジンバランのワルン・カンプンを久々に訪れてみた。
以前に一度、記事を挙げているし、在住者の間では知らない者はいない程の定番中の定番。
今更言うのもなんだが、値段、品質、味、施設の4要素の全てが依然として安定している。

ちょっとした中華庭園の趣を感じさせる中庭。隅々まで手が入っていて以前よりちゃんとしている。

この地、バリ島の大多数の飲食ビジネス店舗の経年劣化は、もはやお約束。
元々、労働者やスタッフの定着度は高くないのに加え、外島出身者とバリニーズの間の文化や慣習の違いも関係する為か?
開業直後のサービスの質が継続することは滅多に無いのが現実だ。
我々の目からするとサービス全般の一貫性は無きに等しい。。

店舗入り口付近に、何やら大きな怪しげな実が生っていて見るたびに心がかき乱される

しかし、このワルンカンプンのメニューもサービスもぶれない不動の存在感は際立ってる。。
そんなこともあり、このワルン・カンプンは地元のホワイトカラー系住民や外国人を中心に根強い定常客を維持しているのだろう。

以前から格安で(五千ルピア=40円程と聞いていた)配達を請け負ってはいたが、今では当然の如くGrabFoodが入っている。

細かい紹介は割愛するが、やはり此処は一押しと言うことで改めて概要だけ挙げよう。
先ず、ワルン・カンプンは同一地域に2店舗ある。
両店舗ともにバリ島南部のジンバランと言われるエリアに店舗を構えている。

ウングライバイパスからジンバランの丘に上がる道に沿って、地元グルメが集積する通称タマングリアと呼ばれるローカルフードの激戦区に一軒。


それと同じくウングライバイパスを空港寄りに若干、南下したところにもう一軒だ。
どちらも味、メニューやサービスに差異は見受けられない。

どちらの店舗も定休日は無し、営業時間は11AM-10pmとなっている。
タマングリア店の方は、丘を駆け上がった閑静な住宅地の真っ只中に有り、その静かな環境は私も気に入っている。

店舗正面に何やら大きな実がたわわに生る木があり、非常に気になるのだが残念ながら食用ではないらしい

昼食時などには、付近の観光産業に従事していると思われる身なりの整った地元民達で混雑することも多い。
メニューは非常に多岐にわたり、海鮮料理にも自信があるようだ。

メニュー構成は多岐なので一部のみをあげる。。オーダーは自分自身での手書きスタイルだ。ゆっくり時間をかけて選んで欲しい。彼らはジュースも手作り、私のお気に入りは手搾り柑橘汁をココナッツウオーターに加えたもの。爽やかなクラパムダ・ジュルック (若いヤシとミカンの意)と言えば良い。

この日、選んだ軽食はミークワ・アヤムとインドネシア人の庶民食の筆頭のソト・アヤム。
両方ともインドネシアの庶民的日常食の代表格と言っても良いだろう。。

上がタイにもある黄色麺バーミーと鶏挽肉のコンビのラーメン。。タイのものよりコクが有るのが三―クワ。下は黄色いスパイスが効いたエキゾチックなスープがソトアヤム。。マレー文化圏に広く存在するが、トムヤンクンのように所変われば味も変わる変幻自在さが面白い。

中庭にある二棟の東屋はデコレーションでは無く、実際に使用されている。
離れで広々と食事を摂りたければそれもご随意にどうぞ。

乱開発の進むバリ島南部。静寂な環境と清廉な空気は貴重だ。静かに落ち着いてローカル昼飯、または夕飯をと考えるなら、ここは掛け値無しにお薦めだ。

地元民が訪れる=値段もお財布に優しい、、味も環境を優良。。
一度くらい行っても後悔はしないだろう。。